3月29日 教育実習:六日目(折り紙教室)
今日はちょっと特別な授業がふたつありました。
ひとつめは、氷の上での安全に関する授業。
明日から始まるイースター休暇で、氷釣りやウィンタースポーツに行く子が多いからだそうです。とっても雪国っぽいなと思いました。
Quizizzというこれまた便利な教員向け問題作成サイトを使った授業でした。
ふたつめ。
4年生のクラスで、文化に関するプチ授業。
留学生あるある:おりがみ教室しがち。
簡単なバージョンの折り鶴を教えようと思い、準備してきました。
みんなの前で、見本を折りながら説明します。ドキュメントカメラでその折っている手元と、今何をしているかがわかる工程表を大スクリーンに映すことにしました。
使う言語は、英語です。私も子どもたちにとっても、母語ではありません。
クラスのなかでもぜんぜん話せない子だっているし、私も伝わらないときのスウェーデン語でのフォローができないので、絵に頼ることにしました。
自作!折り鶴の作り方ガイド!
折り紙に慣れていない子も多いだろうと思い、「反対も同じ」や「ひっくり返す」の工程も文字だけでなく一枚ずつ絵で入っています。
この絵ねぇ・・・既存の折り方ガイドを写したわけでなくて、自分で折りながら一から描いたのですよ・・・がんばったのですよ・・・。だから四角の大きさが毎回変わるとかは見逃してほしい。
成果、70点。
反省点は、何より時間超過。
5分~10分で、と言われていたのに、終わってはっと時計を見たら30分経っていました。
時間の見立てが甘かったうんぬんもあるけれど、教えることに夢中になってタイムチェックを忘れるのは授業を行う側にあるまじき失態。
ドイツに関するパワーポイントのプレゼンをやっていたもう一人の実習生と合わせて、50分の授業を使い果たしてしまいました。20分以内で終わって、その後は普通に国語の授業をするはずだったのに・・・先生、子どもたちほんとごめんなさい。
先生が「ぜんっぜん良いよ!子どもら楽しそうだし!」と言ってくれたのが救いです。でも次はないようにします。
なぜ予想よりそんなに時間がかかったのか、考えました。
1.そもそも折り鶴は難しすぎた。
→「折る」と言ったときに、端と端をちゃんと合わせること、面と面がくっつくまで折ること、折り目をしっかりつけることをもっと言うべきだった。いわゆる折り紙の常識事項が無意識のなかにあって、それはもちろん経験のない子たちにはわからないことです。
2.子どもたちがすぐ机を立って前まで来る。「これで合ってる?」「次は?」「さっきのわからなかった」と質問攻めに合うので、それに応対していてなかなか次のステップへ進めなかった。
これはドキュメントカメラの画質がめちゃくちゃ悪かったのもあります。しかも白黒。手元を写してもどこを折ったのかわかりづらく、結局前を歩いて見せて回ることになってしまいました。それなら大きな紙で見せた方がよかったです。
細かい質問に対応するためにもう一人の実習生に予め教えてはいましたが、それでも26人にいっぺんに教えるには複雑すぎたようです。
よかったところもあります。
子どもたちは、興味津々でとっても喜んでくれました。
ひとりひとりにランダムで違う柄の千代紙を用意したのも成功でした。きれいなちりめん紙で折ってあると、ちょっと不格好でも上品な折り鶴になります。みんなとても気に入ってくれたようでうれしかったです。
見渡す限りとりあえずみんなニコニコしていたから、おっけーです。
おまけ
明日からイースターなので、校内にちょくちょく謎の仮装をした子がいました。
頭にはバンダナ、わざわざ茶色いペンでほっぺにそばかすを描いてあるんです。
結局、何の仮装だったかわからずじまいでした。
おまけ2
今日の演劇の練習
ちょっとTEDのプレゼンしてる人っぽくてかっこいいな、と自分で思った。