12月11日 うさぎさんち<後編>:こんなところに日本人!④
12月11日 うさぎさんち<前編>:こんなところに日本人!④ - さむがりがさむいところへ
ちびうさぎ(小)くんとはわりとすぐ距離が縮められたかなと思うのですが、お兄ちゃんのほうからは最初とっても警戒されてまして。(家に帰ったら知らない人がリビングでもしゃもしゃクッキー食べてたら、そりゃ警戒するわなと思います)
何か共通の話題は無いものかと探したときに、いつも持ち歩いている落書き帳。
弟くんの学童を見学していたときに、ふと目の前の子が作っているアイロンビーズを見て真似して描いたやつがありまして。
写真の左側。
「これさー、フシギダネ?だっけ、描いたんだけどさー」と見せたら、「ぜんぜん違う!貸して!」とノートごとどこかへ行って、右側の上手な絵とともに帰ってきました。
その後、ポケモン図鑑でそれぞれのポケモンの魅力を語ってくれたり、現地語で書かれたワンピースのマンガを1巻丸々、1ページずつストーリー解説してくれたり(スウェーデン語のすごくいい勉強になりました)、今までに描いた絵を見せてくれたり。
ちょっとした落書きから、急速に仲良くなれました。とってもとっても嬉しかったです。
日本を発ってから重宝しているもの、いちばんはやっぱり持ち歩いているミニノートとマッキーな気がします。
うさぎさんの家では、さらに夕ごはんまでごちそうになってしまいました。
浅漬けきゅうり、おいなりさん、ちらしずし、茶碗蒸し、不思議なほど私の大好物ばかり。
しかもどれもほんっとおいしいんです。
きゅうりはシャキシャキで昆布のダシがよくきいているし、おいなりさんは甘さとやさしい酢の香りが絶妙なバランスだし・・・うっかりすると、ひとりでぜんぶ食べてしまいそうになります。おかずを口へ運ぶペースも量も本気で心配でした。
「はいキープ!!キープキープキーーープ!!!ここは他所のお家にお呼ばれしているわけで!何よりこれは育ち盛りの男の子ふたりのための夕ごはんなんだぞ!はい待てキーーープ!!!」と叫びっぱなしだった私の常識。ちゃんと働いてよかった。
さて、夕食の後は、お兄ちゃんが通っているという地元のスポーツクラブを一緒に見学させてもらうことになりました。
↑ぜんぜん関係ない建物だったんですが、なんだか綺麗だったので。
暗い雪の道に黄色い光が浮かんでいると、どんな建物でもすごく特別に見えます。
さて、見に行ったところは小さな体育館。
学年ごとに分けられたチームで、20人?30人?けっこうな人数がいました。さまざまな小学校の子が混じっているとのことだったので、日本で言うスポーツ少年団みたいな存在なのでしょうか。
フロアボール、現地語ではインネバンディと言うそうで、ここではとってもメジャーなんだとか。そういえば、街中でよくこのスティックを持った子どもを見かけます。
スティックの形の印象から勝手にゲートボールのような穏やかなスポーツなのかと思っていたのですが、コートの中を縦横無尽に走ること走ること。
ざっくり言えば、室内版アイスホッケーらしいです。
フロアボール
中略
フロアボールは、北欧発祥で、アイスホッケーの元になったと考えられているバンディに似ている。
フロアボールはしばしば室内で行うアイススケートの無いアイスホッケーに喩えられることがあるが、ルールには異なるところも少なからずある。
なんか見てたら、やりたくなってしまいました。
どこかで体験できるところないかなー。
そんなわけで、この日は半日、うさぎさん一家に至れり尽くせりのおもてなしをしていただきました。
様々な方面に学んだことが多すぎて、まとめきれません。何よりとっても楽しかったです。ほんとうにありがとうございます。
何かの機会に恩返しできればなあと思います。
今日の日記
この日以来、寮のキッチンメイトたちに"Hi!"を言ったあと、何かひとこと付け足すことにしました。
まだ”It's cold today!"と”How's going?"しかバリエーションないけど。
コンキもって、がんばります。