1月24日 Umeå Student Housing 学生寮と住む地域のえらび方
リクエストがあったので、これからUmeå大に交換留学する人向けに、学生寮の地域(Ålidhem, Berghem, Mariehem & Nydalahöjden)の選び方について書きます。
アドバイスできるほど長く住んでいるわけでもないですし、そのほか情報はどんどん変わっていくと思うので、あくまで参考程度ということで!
基本情報
そもそもの仕組み
どの地域でも、寮はBostadenという不動産会社が管理しています。なので、だいたいの設備などは似ています。
https://www.bostaden.umea.se/om-foretaget/grafisk-profil
街を歩いていても、横にこのマークがある建物ばかりです。
交換留学生が住む学生寮は半年契約です。
住み始める前と住んでいる最中の2回に分けて、寮費を払います。暖房費や光熱費もこのなかに含まれているので、部屋の暖房をケチる必要はありません。そしてケチっていたら死ぬ。
どの地域も寮には一般の学生のほか、社会人の方なども住んでいることがあります(人口爆発中のウメオでは住宅が足りなさすぎて、お金のある一般学生や社会人でも住居が見つからずに学生寮に入るしかないことが多々あるためだそうです)。
寮の申込みは、ウメオ大のInternational Housing Officeというところからメールが届いてから。最初の寮費払込み完了と同時に部屋を指定して予約できます。
寮と部屋の設備
部屋を予約するときには、サイトから各部屋について、以下の情報が見られます。
この”Furnished"の中身については、後々来る書類で細かく知ることができます。「ベッド、テーブル×2、椅子×1、ソファ×1、棚×1」みたいな。
ごくまれに、「前の住人が残していった布団がもう一式ある」とか「何故か自分の部屋だけ先住人からの極大ソファーが受け継がれている」というケースもあります。
間取りについて。
個人的には、キッチンに近い部屋を取れば良かったなあと少し後悔しています。
私の部屋にあるルーターからキッチンまでWi-Fiが届かないので、Wi-Fiがないと携帯を使えない私にとっては少々不便です。料理していると友達が来たことに気づけないので、鍵を開けてあげられずずっと廊下入り口前で待たせてしまったり。
・・・説明わかりづらいか。廊下からキッチンにはすいすい行けますが、階段や玄関から各廊下への扉はオートロックなので、鍵が無いと入れません。つまり同じ建物に住んでいても、上の会の廊下やキッチンには入れないです。
どの寮も、<1.寮の玄関>→<2.各廊下の手前>→<3.自分の部屋>の3段階で鍵がついています。その他、洗濯室やサウナに通じる地下室、郵便受けも鍵が必要です。
<1/28 追記>
キッチンの近くの部屋が良いのか?問題。
私はキッチンに近い方が便利でしょ派なのですが、友達に全く逆の意見の子がいたので、それも書いておきます。
週末などパーティーがあるときはとくに、キッチンや共有ルームが騒がしくなります。音楽や人の声などうるさいのが嫌な人は、できるだけキッチンから遠くの部屋を選ぶのをおすすめします。
あとエレベーターも古いタイプのものが多くけっこううるさいらしいので、そこも考慮するといいそうです。
キッチンも洗濯室も仲間も運次第
キッチンの広さ、清潔さ、きちんと清掃当番の制度があるか、洗濯室の利用のしやすさ、洗濯機や乾燥機の数と新しさ、寮のサウナの有無、キッチンメイトとの仲、このあたりはもう、着くまでわかりません。ほぼ運です。
Ålidhem だいたいみんなここ
https://www.bostaden.umea.se/Sve/V%C3%A5ra%20Omr%C3%A5den/Bilder/%C3%85lidhem%204.jpg
私が思う長所
①圧倒的に買い物に便利
地域の真ん中に Ålidhem Centrumというスーパーマーケット3種類+郵便局+薬局がそろった施設があります。Ålidhemに住んでいればどこからでも徒歩で行けると思います。
寒いと買い物に行くにも億劫なので、すぐ近くになんでも揃うところがあるのはすごく強いです。
②みんな近くにいる
交換留学生の8割がここに住んでいるんじゃないか?というほど、会う友達友達みんなÅlidhemだと言います。実際、寮の数は圧倒的に多いです。
みんなが近くにいると何が良いって、パーティーや遊んだ帰り道(外真っ暗な時間長いですから!)に誰かと帰れること、風邪を引いたときの応援を呼びやすいこととか。
私が思う短所
◯良くも悪くも学生が多い
屋内屋外でパーティーがうるさいのはこの地域に限った話ではありませんが、それでもやはりその人数が多い分その頻度は高いように感じます。道をゆく酔っぱらいとかも。
あくまで個人的な感想ですが。
Berghem 大学まで徒歩3分
私はここに住んでいます。アパートが多くある地域ですが、交換留学生が選べる建物は1つしかないので、写真は載せないでおきます。
私が思う長所
①とにかく大学に近い
雪が積もっていなければ、ゆっくり歩いても5分かからず大学に到着できます。
とくに文系の多くの授業が行われる人文棟や図書館棟なら、自転車よりも徒歩のほうが圧倒的に近道できます。大学のオリエンテーションでは自転車を買うことを強く勧められますが、私が自転車を買わなかった理由はこれです。
文系or半期のみの留学で自転車の購入を考えていないなら、Berghemおすすめします。
②スーパーも近い
最寄りのスーパーまで、これまた徒歩5分かかりません。しかもこのスーパー、営業時間がおもしろいです。
https://www.google.se/urla=i&rct=j&q=&esrc=s&source=images&cd=&cad=rja&uact=8&ved=0ahUKEwjauYK6h_
なんなんでしょうね、この半端さは。
この遅さまでやっているところは少ないので、パーティー帰りなどに寄るには便利です。
ただしその分価格は少し高めで、なおかつ店舗が小さいので品揃えが良いとは言えません。
私が思う短所
◯洗濯室ほんと不便。ほんとなんとかしてほしい。
居住人数に対して洗濯室の数が足りていないのが諸悪の根源。(以下、愚痴です)まず、利用可能時間が2時間。乾燥までするには正直足りません。さらに電子鍵を用いた完全予約制なので、利用時間を1分でもすぎればもう部屋には入れません。うっかりして洗濯物を全部中に閉じ込めてしまったがために、寒い洗濯室の前で誰かが来るのを待ち続けている人がときどきいます。予約は1度に1回分しかできないので、良い時間が取れずに1週間に1度しか洗濯できないことも多いです。
他2地域に住んでいる友達たちからは「予約は紙」「鍵さえあればいつでも入れる」「利用時間は4時間」「3時間」などと聞くので、おそらくこれはBerghemだけなのだと思います。
代わり?でも何でもありませんが、洗濯室の隣にはわりと綺麗なサウナがついています。これは他2地域の寮には無いところが多いそうです。
Mariehem & Nydalahöjden オーロラ観測するなら
私が思う長所
①オーロラが見れる湖に近い
8月末から見えはじめどんどん強くなるオーロラを見るなら、ウメオでまず挙がるのがニーダラ湖です。焚き火を囲める定番スポットから友達と並んで寝転べる桟橋や砂浜まで、湖に行けば何時間でも夜空を見上げていられます。
ただ、寒いです。夏から寒い。冬はもっと寒い。手足どころか顔の感覚もなくなります。
それがMariehemやNydalahöjdenなら、そそくさと温かい屋内に戻ってくることができます。ÅlidhemやBerghemだと徒歩で30分以上かかるので、手軽さも段違いです。「今日オーロラ出るらしいよ!」となったときに、ぱぱっと湖に向かえるのは大きな魅力です。
せっかくオーロラの見える地域に留学するんだから、寒くたって何度でも見に行きたい!という方はこの地域に住むか、この地域に住んでいる友達を作るべし。
②最寄りのスーパーがでかくて安い
ウメオ在住の日本人の方に聞いた情報によると、Mariehemのスーパーはウメオ内で2番めに安いそうです(いちばんは空港の近くにある極大スーパー)。ここもÅlidhemのところに並んで、薬局やバーガー屋さんなど複数の施設がくっついていますが、規模は格段に大きいです。
私が思う短所
◯自転車がないと生きていくのが大変
湖を除いて、大学までも最寄りのスーパーまでも徒歩20分以上の距離があります。冬場は歩いていくのがきついかも。自転車を買ったら大活躍です。半期留学であっても、個人的には購入をおすすめします。
おしまい。
ほんと、あくまで参考程度で。
ウメオに住んでいる方で「ここ違うよ!」とか「これも書いといてあげて!」みたいなのがあったら、こそっと教えてください。