2月5日 トラウマSTV
スウェーデンの国営放送 STV。日本でいうところのNHKです。
寮のテレビが壊れているウチでも、公式サイトからテレビを見ることができるので、りすさんから教わって以来、ありがたく重宝しています。https://www.svt.se/
スウェーデン語の勉強も兼ねて、見るのは専ら「こどもチャンネル」。
https://www.svt.se/barnkanalen/
日本のEテレと同じようなノリで、ほのぼのドキュメンタリーやアニメ、子ども向けドラマなどがたくさんです。見放題なのはありがたい。
ま、字幕をつけても半分も理解できないんですけどね!
でもなんとなく和むので、洗濯物を畳んだり掃除をしたりしながら眺めています。留学生が陥りがちだと聞くYou-tubeやNetflixの沼代わりに。
なんですが、適当に番組を選んでいるので、ちょくちょくぞわっとする番組を見つけてしまいます。
例えば、これ。
SVANSEN KLÄM (「しっぽクラッシュ」とか?訳はよくわかりません)
オーストラリアから引っ越してきたカンガルー一家が人間の世界でがんばる実写ドラマです。
一話では、怖いもの知らずの妹が転校先の学校でさっそくトラブルを引き起こします(言葉がわからないと、2回見ただけじゃこれくらいの大筋しか把握できないもんなんだなぁ)
ふわふわの耳に、大きなしっぽ。
なかなか可愛いドラマなんじゃ?と思って見始めたんですけど、
いやーどうしても、
アップになると怖い。
メイクの限界だとはわかっているけれどやっぱり怖い。話自体はおもしろい(たぶん)んですけど、いまいち集中できません・・・。
今いちばんのお気に入りなんですけどね。
急に横顔アップになると、ちょっとだけぞわっとする。どうしても。
見たい方はどうぞ。https://www.svt.se/barnkanalen/barnplay/svansen-i-klam
ふたつめ
これは、まさしく教育テレビというかんじです。人体の仕組みをモデルや工作を交えて解説していきます。
リアルなのは、いいんです。生物の授業では逃げて通れない道。
しょうがないんです・・・。
いいと思うんですリアルなのも、迫力があるのも、おばちゃん先生が常に笑顔なのも・・・。
ただやっぱり刺激が強い。
ふと画面に目をやって特大脳みそがあったとき、ぞわっとする。
(↑目の仕組みの回で、網膜から脳に光がどう入るかを解説しているところ。たぶん)
でもやっぱり理科の授業みたいで、おもしろいから見ちゃいます。
https://www.svt.se/barnkanalen/barnplay/maskinen-kroppen
だからいい番組なんだと思います。
ただ、これだけは、この番組だけは許せません。
番組の趣旨も目的も理解できない。
軽快なリズムに乗って、ちょっと気持ちわるいキャラクターが料理をします。頭に対して比率が不自然な人間の手や、妙にリアルに動く目は、まだいい。まだ許せる。
しかーし!
見進めていくうち、雑というレベルではなく食材を無駄したいとしか思えないウインナーのちぎり方や、狂気さえ感じる包丁さばき、オーブンからの大量の煙を吸い込む恍惚とした表情に違和感をおぼえはじめ、
ああ、これは本当にやばいやつだ、と気づきます。
言っている内容が何なのかぜんぜんわからないからフェアじゃないとは思うんですけど、それにしたって、それにしたってひどいのです。怖い。確実にトラウマになると思うんです。
わざと肉をボロボロにしたり焦がしたり、料理じゃないし工作でもない。じゃあなんだっていうとそれもわからない。
完成したモノも、当然料理でもなんでもなく・・・絶対、スタッフが後でおいしくいただいていない。
この回たまたま失敗しちゃったのかな?と思ってシリーズを見てみたんですが、やっぱり毎回食べものをぐちゃぐちゃにしたり、たまに何かの芸術作品のようになったかと思えばテープでくっつけてたり。そして仕上げには毎回、花火を刺す。・・・こどもチャンネルだよね?
いろんな意味で怖いです。
誰かスウェーデン語がわかる方、怖いもの見たさの方、私に解説してください。
https://www.svt.se/barnkanalen/barnplay/bon