9月12日 こんなところに日本人!
授業のあと、日本から送ってもらった荷物を取りにいきました。
寮のポストに入っていた引換券を持って、郵便局(スーパーの片隅の郵便コーナー)へ。行きはヨイヨイ、大きな下り道です。
で。
このダンボールのでかさ。伝わるでしょうか。
中身を3分の1ずつリュック・イケアのでか袋・本体に分散し、上り坂の帰り道に挑みました。
予想外だったのは、雨がざあざあ降ってきたこと。傘させないし、コートが分厚くてカッパの袖が入らないんです。
さらに何が起こるかというと、ダンボールが崩壊するんですね。
まず側面に穴が空き、こぼれ落ちそうな中身を押さえたり持ち替えたり、えっちらおっちら歩いていたんですけど・・・結局、底部分が分離して使い物にならなくなってしまいました。
もう一つ大きな袋を持ってきていれば・・・と思っても後の祭りです。
すれ違う人の視線を感じながら、長い長い上り坂をがんばりました。えらい私。がんばった私。
行きは25分だったところ、帰りは45分かかりました。
中にこれだけ入ってました。ほんとうに家族に感謝です。
こちらでは買えない文具や食品はさることながら、重いからと泣く泣く持ってくるのを諦めていたトレードマークの黄色いコートが来たのがとっても嬉しいです。
夕方。
実はこないだ、このブログを見たウメオ在住の日本人女性の方から連絡をいただいたんです。なので、その方と彼氏さんとフィーカすることになりました!
日本で10年看護師をしていたとのことなので、かなり年配の方かと想像していたのですが、
普通に若い方でした。しかもとっても元気。「こっちで日本人の知り合いがいなかったものですから!!」とぴょんぴょん喜んでくださって、すごく嬉しかったです。(私も危うくぴょんぴょんするところだったんですが、さすがに年上の方に失礼かなあと我慢しました)
彼氏のかたはスウェーデン人で、東京で出会ったそうです。
マンガ上の誇張とかじゃなく、ほんとにこのポーズ。
ふたりから、知らなかったウメオのことをたくさん聞きました。
例えば、ここ数年で爆発的に人口が増えていて、住居や学校が足りていないこと。だからあちこち工事現場ばかりだったみたいです。
「ウメオはすごい勢いで成長している町」とは大学のオリエンテーションでも聞きましたが、大規模な都市化計画が進んでいることなどは全く知りませんでした。
あとは、このあたりの建物がどうしてこんなに美しいのか。
なんでも、このカフェのある建物がある場所も含め、歴史的建造物の保存地区になっているのだそうです。
目の前のレンガの壁も、ずっと昔からそのままなんだとか。
その後、スーパーで牛乳や乳製品の選び方も教えていただきました。あちこち案内してもらいながら中心街から一緒に歩いて帰って、楽しかったです。
昔の刑務所だそうです。こんなにファンシーな見た目なのに!
現在はホテルとして使われているそうな。
クマさんの通う建築学科の建物。
これまた知らなかったのですが、ウメオは現代デザインで世界的に有名だそうです。
日本のトヨタやホンダからウメオ大のデザイン学部に派遣された方と何人かお会いしたのは、そういうことだったんですね。
夕方のウメオ川沿い。少し寒いんですが、ずっと散歩していたくなります。
雨上がりの芝生のみずみずしい匂いがして、
りすさん、ずっとニッコニコで楽しそうなんです。一緒にいると、私もとっても楽しいです。惚れそうです。
日本語のリスニング力を鍛えたいというクマさんのために、私とリスさん間の会話は日本語。それをちょいちょい英語で補足するかんじ。
と、カフェで話しながら「これぐらい深い関係になっても、やはり言葉の壁はあるんだろうか」とか考えていたんですが、
おふたりの家が、うちの寮から見える位置であることが判明。なんとご近所さんでした。
「こんなに近くにいただなんて!『こんなところに日本人!』ってかんじです!」と喜ぶリスさん、「少しでも困ったことがあったら、いつでもぼくらを呼んで」と言ってくれるクマさん。
これからもっと仲良くなれそうなかんじがします。楽しみです!