8月22日③ 学生寮
大学での簡単な手続きが終わったあと、寮まで送ってもらえました。
留学生はオリエンテーション期間ですが、一般学生はまだ夏休み。
ぜんっぜん人がいなくて、しんとしています。
まず、廊下に入るのに鍵の使い方がわからず一苦労。
人の声をたよりに3階まで登り、ゴミ収集のお兄さんを発見。
鍵とボタン、同時に使うという発想はなかった。
焦った焦った
そして、ようやく廊下に入ると、ずらっと並んだドアたち
ば、番号札がない・・・!?
と焦りに焦った挙句、端のドアからひとつずつ鍵を試していくことにしました。
で、こんな上の端っこにちまっと書いてありました。
これ裸眼だったら、絶対自分の家がわからないやつです。
(ちなみに、鍵を試している途中で開いたドアがありまして、「空部屋ってことはここか!」と入ったら知らない女性が出てきました。その方が教えてくださいました。・・・申し訳なかった!)
ちなみに部屋はこんなかんじ。
机と椅子が2つずつ、棚やベッドもついています。
とっても広くて、なんだか持て余してしまいそうです。
収納も充実していて、何より水回りが綺麗なのがうれしいです。父と住んでた神奈川のアパートよりも絶対キレイ。
不満点を挙げるとすれば、この寒さなのに布団がとっても薄いことと(たぶん冬場はストーブがついて暖かいからでしょうが)、居間の天井に電気がないこと、共有のキッチンスペースが不潔であることだけでしょうか。
どこもかしこも油とホコリでベタベタ、調理具などは「ちゃんと洗ったの?」っていうかんじで・・・ちょっと使いたくないなあ。
ただ、ちょうどごはんを作りにきたスウェーデン人のお兄さんが個人用の棚や冷蔵庫の使い方などについていろいろ教えてくれました。
「おれはここに2年住んでるから、みんなの助けになりたいんだよ!困ったことはなんでも言うんだよ!」と、見た目は怪しげなバンドマン(すみません)ですがとっても親切な方でした。
そうそう、調味料がやたら充実していたのですが、
こういう収納を見ると、「あっ、ここは地震がない国だったな・・・」と実感しますね。
キッチンの隣には、共有の談話室があります。
今はキッチンもここもぜんっぜん人がいませんが、来週から授業が始まれば、戻ってきた学生でにぎやかになるのでしょうか。
スーパーと大学から近い寮を選んだだけありました。
徒歩5分で食料がゲットできます。
昼ごはんは、かろうじて買えたもの。
というのも、スウェーデン語がチンプンカンプンなので、すごく困りました。
パッケージの絵から推測するしかないのですが、たとえば牛の絵だと、牛乳なのかチーズなのかヨーグルトなのかわかりませんでした。
人々が英語を話すにしても、やっぱり生活言語が全く違う言語だと大変だなあと思いました。
午後は暇だったので、勇気をだしてIKEAまでバスに乗っていくことにしました。
出川〇郎のはじめてのおつかい的なかんじで、ほとんど何も知らない状態から人に聞きまくっていたのですが、「How can I go to イケア?」がどうにも通じない。
少し後で気づいたのですが、IKEAは「アイキーヤッ」みたいに発音するようです。
バスは真ん中でくっつけたような長いやつ。
恐ろしいことに、種類がめちゃくちゃ多いのです。
しかも、一度バスで中心街へ出たあとに、5分歩いた別のバス停からまた乗り継ぐとのこと。
なんとか中心街までは行きついたのですが、"VÄLSAPLAN"という同じ名前でそれぞれ違うところに12個のバス停があると判明。
さすがに心が折れて、何もせずにそのまままたバスで帰ってきました。
でも、私的にはとってもがんばったのです。
日本の電車は迷って反対方向に行ったりそもそも駅にたどりつかなかったりしたのに!
ひとりで、イミフな言葉で、知らない土地についた当日にバスにのって冒険しに行った!私がんばった!私えらい!誰か褒めて!
直接叫べる相手を、早くここでも作りたいです。
↑ゆうごはんのトマトスープ
とってもおいしくできたので、今日もすばらしい一日でした。
夜の9時ころまで空が明るいので、活動時間がたくさんあります。1日がすごく長いです。
すごく便利なので、1年中このままでもいいのになあと思います。
マンガにしたいネタが多すぎて、やりたいことも多すぎて、手が回りません。しあわせ!
明日からは大学のオリエンテーション週間です。
とっもだち100人でっきるかな~