1月27日 オトナのそりすべり
バディーグループのイベントで、ソリ滑りに行くことになりました。
みんなで借り物のソリをかつぎ、大学からシャクシャク歩くこと30分。
着いた小さなスキー場は、初めて来たはずなのになんとなく見覚えがあって。
なんでだろうと思ったら、てっぺんをよく訪れていたんですよね。ラズベリー狩りのときに偶然発見して以来、私のお気に入りの散歩スポットのひとつなのです。
摘むのにいいところを探す前に、ちょっとした丘を発見しました。
ざらっとがらっとした土地。
どうやら、とても小規模のスキー場のようです。
そのスキー場の端っこに、ソリ滑り用のスペースがあります。横にいくつかドアのない木の小屋がついていて、そこで火を起こせるようになっていました。
ちびっこに混じって、大のオトナである我々も盛大に楽しみました。プラスチックのソリにのって風を切るスリル。何年ぶりだろう。
うちのグループのシンガポリアン3人、ウメオに来て初めて雪というものを見たそうです。そうだよねぇ、興奮するよねぇ雪。
グループのイベントがあるときには私その子たちとよく話すんですけど、なんかどうしても最近、「やっぱアジア人でヨーロッパ人よりニッコニコしてるから話しやすいよなぁ・・・」と思ってしまうことがあるんですよね。できるだけそういうの、国民性とか民族性とかそういうのの先入観をなくしていきたいと思っているのに。うーん。
火を起こしました。
そのへんに落ちている小枝をナイフで削り、串にします。終わったあとは燃やすそうです。
各々ウインナーやマシュマロ、キノコなどを持ち寄って焼きました。普段ウインナーはそんなに好きじゃないのに、やっぱ炭火で焼くととっってもおいしいです。焼きマシュマロは言わずもがな。
メンバーの子がホットココアを水筒に入れてきてくれました。
小さいマシュマロを浮かべて飲むんだそうです。可愛いなあ、見た目は大事だなあとか思っていたんですが、味も良かったです。飲んでいるとマシュマロが溶けてきて、ほんのりバニラの香りがするんです。
いっぺんにたくさん焼けないので、ちまちま食べながらいろんな話をしました。キャンプファイヤーと同じ、炎を囲むときの寂しいような楽しいような不思議な空気感。
今のバディーグループとはあまり仲良くなれないかと思っていたけれど、ちょっとだけ近づけたような気がします。
人が少なくなったのをいいことに、スノーボード用のジャンプ坂にソリで挑むシンガポリアンたち。青いソリに乗って舞っていました。
ハタチの誕生日を過ぎたって、やっぱりソリは楽しいなと思いました。
今日もいい一日です。