9月7日 ラボる
有名な記憶に関するテストです。
学芸大の人は、教育心理学の授業でやったかも。
下の表の単語を覚えてください。
制限時間は15秒です。メモをとることはできません。
今日の認知心理学のラボでは、こんなことをやりました。
午後1時~5時のぶっつづけの授業だったんですが、1時間ほど延長になってそれでも終わらず・・・。
テスト方法を考えるところから、14人被験者をかき集めて、結果をまとめるところまで、ぜんぶ含めて5時間というのはなかなかにきついものがあります。
ちなみに、研究室が例によってとっっってもオシャレ。
壁が半分ぐらいガラス張りで、残りの黄色いところはホワイトボード(ホワイトじゃないけど)でした。
と、そろそろ良い頃合いでしょうか。
下の中から、覚えている単語を書き出してください。
いくつ思い出せますか。
さっきの表は見ちゃだめですよー!
結果はひとまず置いておいて、今日の日記。
研究グループは4人班でして。
前は、ヨーロッパ系の顔立ちの方々をスウェーデン人なのか留学生なのか見分けられなかったんですが、最近はもう服装で地元民かどうか判断がつくことを学びました。
さて。
正解はこちら。
「自然」は、最初の表のなかに含まれていませんでした。
思い出して書いてしまったとしたら、それは偽りの記憶です。
という、関連するイメージから嘘の記憶を作り上げる実験でした。
The Deese- Roediger- McDermott Paradigmというそうです。日本で習ったときは、DRMパラダイムだったかな。
あと、全体を仕切ってくれた子が心理学部のネイティブ英語話者でして。ものすごいスピード+専門用語で話します。
正直、今回は内容をかろうじて把握するのに手一杯で、あまりディスカッションに参加できませんでした。
私も意見を出したいし、一生懸命考えているのですが、口に出すまでに議論が次に進んでしまいます。
「賛成です」「・・・それでいいと思います」とニコニコうなずくだけの、よくいる「引っ込み思案の日本人」テンプレート。実験のときも後ろからヒョコヒョコついていくだけ。
すごくすごく悔しかったです。英語圏に留学している人は、毎日こんな状況なのか・・・と思うと、少し焦ります。単語力とリスニング力!あげるぞ!
(ちなみにもう2人は、心理学専門のひとりがもうひとりに逐一スウェーデン語で解説してました。やっぱあの英語速かったよね!?きつかったの私だけじゃないよね!?)
そんなしんどい授業も、楽しいおいしい夕ごはんが待っていると思うとがんばれます。
夕食を一緒に作って食費を浮かす会、
今日は、ウチに余っているでっかいキャベツと玉ねぎを消費するべく、野菜炒めを作りました。
「肉じゃがと同じ・・・いや、なんていうか似てる味がするね!」と言われました。
ふふふ、これが大の甘党、ウチの一家の味なのです。
昨日の会の残りのクラッカー、同じようにマスカルポーネとブルーベリージャムをのっけました。
昨日私がやったときはどうがんばっても見た目がアレだったのに・・・今日はさすが、
と言っていたくれめんが盛り付けをしただけあります。
サーモン、割高だけどやっぱりとーってもおいしかったです。
スーパーでの魚はサーモン以外ほとんど見かけません。なので私は、大好きなお刺し身がどうしても恋しいときは、サーモンとアボカドにわさび醤油をつけて(金額がはずむのでたまにしかできませんけど)、満足しています。
旅行中の日本食好き香港人あいばんが帰ってきたら、なんちゃってお寿司の会もしようと思います。
今日は食後に時間があったので、フランスのカードゲームを教えてもらうことにしました。
Complot というそうです。
日本語では「陰謀」。
「全てが嘘でできているゲーム。説明が難しい」とのことですが、ダウトを究極進化させたようなかんじです。
1人2つの役職をもち、嘘をついてコインをあつめたり、他の人の嘘を見抜いたりして、最終的には他の人のカードを全て”殺し”たら勝ち。
くれめんとぐらんぱが仏語の役職名をせっせと訳し、暇な私はそれを紙に起こしました。
人狼ゲームとも少し似ているような心理戦で、とってもゾクゾクして楽しいです。
日本に帰ったらみんなでやってみたい!
授業をがんばり、英語学習のモチベーションが上がり、おいしいものも食べて、今日もとってもいい一日!