4月27日 脱ぐの?今脱ぐの?
スウェーデン北部の春のお祭り。
5月初旬にかけて、ウメオ内でもあちこちでBON FIRE(どんど焼き的なでっかい焚き火)が行われるそうです。
大学でもそれに関係して、何やらイベントをやっていました。
例によって、大音量のパーティー音楽。
ズッチーズッチーズッチーズッチーと、図書館棟の中にいても響いてくる重低音です。ネズミ除けの高音みたいに、私除けの効果があります。
夜の大きなキャンプファイヤーイベント、行ってみようと思ってたんですが気が変わりました…。
全体的にウメオの町も文化も大好きなんですが、唯一どうしても私は苦手だと感じるのがこのどこもかしこもガンガン音楽。私、たぶん大学生向いてないです。
さて。
今日は、朝から演劇のチケット売り、そのまま2時から発音の個人練習、さらにそのまま3時から夜10時まで、全体でのテクリハーサル(日本語?)という、なんとも演劇部なスケジュールです。
衣装や機材が揃って、いよいよ本番が近づいてきたんだという興奮が高まります。
いいなー私もカメラ係やりたい。もしくは「音声さん」とか呼ばれてみたい!!
ちなみにわれわれ脇役には、ああいうファンシーな衣装はありません。着替えなくていい分、ちょっと残念だったり。
着替えといえば、着替えるときの感覚が私の知る日本の一般的なそれとだいぶ違うなと感じます。
もちろん人によってなんでしょうけど、こちらでの「見せていいライン」ってだんっっぜん広いです。個人の意見。
で、今日もまた衝撃を受けたこと。
言葉で説明すると、
男の人ひとりと女の人ひとりがその場で立ち上がって、
その場で下着姿になって、
目の前で着替えはじめた。
その場で。みんなが丸くなって集まってるその場で。
動揺する私。
その反応を見て爆笑するみなさん。
シアターの方々に限った話ではなく、大学内でもときどき見かけます。
「はぁー、今日あっついね!」って普通に下着姿になって、着重ね一枚脱いでまたシャツを着直す美人さんとか。なんか、なんか、違う意味で二度見からの凝視をしてしまう。ごめんなさい。
「何スウェーデンの文化なのこれは?」と聞いたら、リトアニア出身の子とドイツ出身のガールズに「いや、日本とかアジアが保守的なだけなんじゃない?」と言われました。
実際のところどうなのかはわからない。
追記
今気づいたんですけど、うちの母も同じこと言ってたわ。
一生懸命ワンピースをまくり上げていましたが、
どうにもこうにも裾が濡れてしまいそうでした。
結果、
教訓としては――沖の方から叫んでも、あまり岸には聞こえない、ということでしょうか。
母上は何事もなかったかのように、裾を下ろして陸へ戻っていきました。(ちなみに、母に掲載の許可を頼んだら「水着も下着も一緒!」と謎のOKをもらいました。)
今日は長丁場なので、途中でピザ休憩が入りました。ついてくる飲み物がコーラ一択。これもまたいつものことながら慣れません。お茶系のペットボトルほしい。
でっっかいピザでした。
どこのお店でも、ピザには必ずピザサラダと呼ばれる酢漬けキャベツがついてきます。つまんだり、ピザにのっけたり。
スウェーデンでもごく一部の地域の文化と聞きました。
私はピザよりもこのサラダにはまってしまいました。おいしいおいしいとバクバク食べていたら、みんなに「ピザサラダ好きなの…?変わってるね、好きなだけ食べていいよ!」と不思議そうな目で見られました。3パック食べました。
ちなみに、リハーサルは夜11時半まで続きました。くたくたぞうきんです。
演劇部の人たちは、これを毎公演やってるのか…すごいな…と思いました。たしかに運動部にカテゴライズされたいよな、こりゃ。
疲れたけど、めちゃくちゃ楽しかったです。
おお、青春。