さむがりがさむいところへ

スウェーデン北部にある小さな町、ウメオに1年留学をすることになったので、日々の写真とマンガ日記と思ったことメモと教育実習日誌

11月18日 手袋を買いに。

雪用のウェアと手袋を買いに行ってきました。

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雪が降ったわけではないのに、地面が真っ白です。

 

最高気温さえ氷点下な日が続いたので、とうとう雪用の上着を買いに行くことにしました。

ショッピングモールのなかは、もうクリスマスの準備一色です。

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やはり欧米諸国は日本と気合の入れ方が違うなあと思いました。

 

この数字が書いてあるキャンダルはなんだろうと思ったら

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クリスマス当日までのカウントダウンに使うみたいです。

毎日少しずつ溶かしていくのかな、とっても素敵。

 

あと、サンタクロースのイメージカラーって、赤と白だけだと思ってました。

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しかし店頭のサンタさんたちにはグレーの色も目立ちます。これは北欧ならではなんでしょうか。シックなかんじがしてすごく素敵。

 

12月13日 追記:

この写真の人形たち、サンタさんではなくて、北欧特有のサンタさんをお手伝いする小人だちなのだそうです。 国ごとに呼び方が違って、スウェーデンでは「Tomtar」=「トムテ」と呼ぶそうです。名前がめっちゃかわいい。

トムテ - Wikipedia

 

たいへんたいへん可愛いぬいぐるみを見つけました。

最初、店内は普通に撮影禁止だと思ってせっせとノートに描いていたのですが

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別に写真撮ってよかったみたい。

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かわいいですほしいです。誰か私のクリスマスプレゼントこれにしてください。

 

 

肝心のウェアと手袋探し。

雪国だけあってどれも品質はかなりしっかりしています。となると、どうしてもお値段が張ってしまって・・・大人用のだと安くても2万円ぐらい。

日本に帰ってからはスキーやスノボに行くときぐらいにしか使わないので、安いやつでこの冬さえしのげればと思っても、どれも「ちゃんと」してるんですよね。

 

ところで。

日本の成人女性平均身長は154センチ。スウェーデン164センチ。10センチの差があります。

私は165センチなので、日本なら若干大きめの扱いです。

ア◯スとかハ◯ーズとかだとデザインが好きでも肩や丈が小さすぎることばかりだし、買おうとした靴もサイズは売り切れていることしばしば。

それがこの国だと、私の大きさはまさにマジョリティー。いいなと思って手にとって服はだいたいちょうどいいサイズです。

「下手すれば子ども服でもサイズあるよ!」と以前この国に留学していた私より高身長な先輩から聞いていたのですが、まだ探したことはありませんでした。

 

今回、「まさかなー」と思いつつ、ジュニア用コーナーを見てみたら。

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ありました。私のサイズ。

1万円しないで購入できたのでとってもお得でした。ポケットや機能の数が大人用よりも少ないけれど、あったかさが十分なのでたいへん良い買い物でした。やった!

 

 

 

帰り道のバスにて。

車内が混んでいたのでいちばん後ろの長椅子に座ったら、隣に可愛い女の子が座っていました。

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それから中心街に着くまで15分ほど、妹ちゃんがずーっとお話してくれました。手に持ってたグミも3粒くれて。

めっちゃかわいい。何より、とっても嬉しい。

 

ただ。

いっぱいいっぱい喋ってくれるのに、何を言っているのかぜんぜんわからないんです

一生懸命あいづちをうつけれど、理解できたのは全体の10%にもなりません。ぜんぶスウェーデン語だったからです。

丸暗記している一文「Jag kan inte prata svenska.(私スウェーデン語しゃべれないんです)」のほか、習った構文でかろうじて文を作って質問してみたりしました。
でも答えが聞き取れない、単語がわからないので、会話が成り立たないんですよね。

 

妹ちゃんのほうはそれでも構わず、私と私の羊ちゃん手袋に向かってずーっとおしゃべりしてくれます。

私は舌っ足らずな可愛い声にがんばって耳をすませて、青い瞳の表情や小さな手が動くのを見つめて、頭のなかでは薄っぺらい単語帳を引っ掻き回すけれど。

15分間のうち聞き取れたのは、"Ja! (Yes!)" "skola(school)" "Det är (It is)" "imorgon (tomorrow)"の4単語だけでした。

学校関係で何かイベントがあったのかな。だからドレス着ているのかな。でもショッピングセンターの方から来たよなあ。じゃあこれから何かあるのかな。明日のための準備かな。

想像力をフル回転させても、やっぱりわからなかった。

 

お姉ちゃんの方は私が理解していないということを理解しているようでした。
困ったように私を見つめて、しばし考え、一語ずつゆっくり話して説明してくれました。
でも私は何もわかりませんでした。何のことについて説明しようとしているのかさえも。
そんな私を見て、お姉ちゃんはがっかりしたようにうつむいてしまいました。

 

この国に来てからこどもとおしゃべり(?)できたのはこれが初めてです。地元のちびっこと関わりたいとボランティアやら機会を探せど、ぜんぜん見つからなかったので。

だからとてもとってもうれしくて、すごくすっそく楽しかったけれど、同時に悔しくて悲しかったです。

 

スウェーデン語、がんばります。

うん、いいモチベーションをもらった! 

 

 

にしても。

我が妹からもらった羊ちゃん手袋。

これしてると、ほんとちびっこたちがよく声かけてくれるんですよね。つけたまま赤ちゃんに手を振れば、十中八九笑ってくれるし。

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ありがとう我が妹よ。

今日は雪の日も使えるあったか防水手袋を買ったけれど、姉ちゃん、今後も中心街に行くときは、この羊ちゃん手袋をしていくことにしようと思うよ。