さむがりがさむいところへ

スウェーデン北部にある小さな町、ウメオに1年留学をすることになったので、日々の写真とマンガ日記と思ったことメモと教育実習日誌

10月22日 非日常ぐらし

晴れた日曜日。

つまりこれは、言わずもがな!散歩日和です。

と言いつつも、歩きはじめたのが午後3時近くだったので、もう太陽は沈む準備万端の眠そうな色。日が出ていても寒かったです。

 

日陰の道が凍っていました。

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このあいだ「正式な」秋だと聞いたばかりなのに。

冬の足音もきっと秋と同じです。近づいてきていると感じたときにはもう、すっかりその真ん中にとりこまれているんだと思います。

 

大学の湖にも薄氷が張りはじめていました。

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カモが上をぺたぺた歩いても壊れないけれど、また別のカモが勢い良く飛び込むとたやすく割れるくらいの薄氷です。

いいなあ、私もあれやりたいです。寒いかなあ。寒いだろうなあ。でもパリンと蹴り割ってその下の水に潜るの、絶対楽しいと思うんですよね。

 

 

本屋に行きたかったんですけど、ちょうど目の前で店じまいしてしまいました。

中心街の多くのお店は16時が閉店時間。日本に比べるとずいぶん短いなあと不思議に思っていたんですが、日没が早い季節に合わせてあるのではないかなと。太陽が沈んだ途端、びっくりするぐらい急に空気も体も冷えていきます。たしかに外を歩きたくなくないですし。

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ちなみに前も書いたのですが、日曜が定休日のお店も多いです。みんなの休日!

 

「日本ではそんなことなかったのに、こっちに来てから空の写真ばかり撮っている」と以前ぐらんぱさんが言っていました。とってもとっても同感。

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日本でも同じように綺麗な風景はあったはずなんです。それがこの土地で見ているから、こんなに毎回考えるところがあるんだと思います。

 

ニッポン夏休み大学とまで呼ばれる我らが学芸大も、ようやく秋学期が始まったようです。

授業や課題の話題でわちゃわちゃしているクラスのグループラインを見ていると、すごく不思議なかんじ。

 

私にとってはあちらが日常です。2ヶ月経った今も、知らない言葉と自然に囲まれてここで暮らす毎日は非日常なんです。

夢の中やディズニーランドと同じように、何事もなかったかのように元居た場所に帰らなきゃいけない、ってどこかで思っています。私が非日常にいるあいだ、夢をみているあいだは、向こうの日常は時間が止まっている気がしています。

 

実際はそんなことはなく、私はとっても変わるだろうし、元いた場所も人たちも変わっているんだと、頭ではわかっているんですけど。

ですけどやっぱり、日本の友達から写真が送られてきて、みんな最後に会ったときより髪が伸びているのを見たり、知らない名前の授業に関する一斉連絡が回ってきたりすると、寂しいよりも奇妙な気持ちになります。なんて呼ぶのかわからないけど。

いい表現を見つけたら、またメモしておきます。