10月5日 あいばんの記念日
今日もテコンドーの練習から帰ってきたら、ほっかほかのごはんが待っていました。
先日の炊き込みごはんを、鶏肉の代わりにシーチキン、ジャスミンライスの代わりにスウェーデンのおかゆ米でやってみたそうです。
あと、シーチキン入りの卵焼きもありました。
フランスで4年間自炊生活をしていただけあって、実はいちばん料理スキルが高いぐらんぱ。
しょうゆとみそは、日本の味。おうちの味。
あったかい。
そうそう、ミルクがゆ用だというスウェーデンのお米、とってもいいかんじでした。
ジャスミンライスと同じぐらいの値段でありながら、不思議な香りはしないし、日本米に近い丸っこい形だし、ジャスミンライスよりずっとやわらかいし。
日本のSUSHI RICEはとっても高いうえに、ごく一部のスーパーでしか見つけられないので、いい代用食が見つかってうれしいです。
あんまりにもおいしいくって。それに運動したあとでおなかペコペコで。ぐらんぱもマミさんも「いいよいいよ、もっと食べな」ってニコニコ言うし。
だから、どうしようもなかったんです。
気がつけば、ごはん3杯と、みそ汁4杯食べていました。
ああ。太る。でもしあわせ。
スイーツ隊長くれめんが旅行中なので、食後の甘味はあいばんが作ってくれました。
しかも何故か2品も。
ああ。太る。でもうれしい。
まったく、みんなして、私をまるまると太った霜降り牛にでもしたいのでしょうか。
一品目、Pastel de na
英語では、Portugee Egg Tart。名前の通り、ポルトガルのお菓子みたいです。
焼いている最中、オーブンに手をつっこみたいほどいい匂いがするんです。
「ほんとはこういう膨らみ方するはずじゃなかったんだけど・・・」と悔しそうなあいばんでしたが、いったいこれのどこが失敗なのでしょう。
外はかりっと、中はとろっと、優しい甘さでとってもおいしかったです。
二品目、タピオカ!
英語では、Bubble Teaというそうです。知らなかった。
作り方自体はとっても簡単。
ですが、ただ小さな丸にぐりぐりするのがとっても大変で、3人がかりでもけっこう時間がかかりました。
小麦粉や白玉粉よりもポテトスターチはこねにくいような気がします。固いけどべっとべと、みたいな。
黒糖が見つからなかったので、普通の白いお砂糖でやりました。
粒が大きいこともあって(男子2人が横着だから!!!)、茹であがる前の見た目は完全に白玉です。
練乳をとかした甘いミルクティーに落とせば、
見た目はだいぶ違うけど、ちゃんと私の知っているタピオカの味がします。おいしかった!
そんなあいばん、日本名が欲しいと言いだしまして。
そもそも「あいばん」自体が本名とぜんっぜん違う英語名だし、そういやあいばんはお祖母さんが日本人だから日本名があっても不思議ではないし・・・何より、本人がほしいというのならみんなで決めようじゃないか!
ということになりました。
香港では、高校生のときに半強制で全員が英語名をもつそうです。
親が決めている場合と、本人が自分で決める場合と半々なんだとか。
すごく興味深いです。
ということで、彼の好きな日本ドラマの登場人物名から探したり、音から探したり、好きな漢字を書いてもらったり。
名付け親の気分。
そして、漢字2文字の組み合わせを書きだしてもらっているときに、偶然それは生まれました。
「おーこれ音も意味もいいじゃん!」という私の激推しよりも、
「んーあんまり・・・ちょっと強そうすぎるっていうか・・・」というマミさんの一言で「これにする!」と即決。
IVANの日本名、
はりきってFacebookの名前に追加していたけれど・・・根付くといいねえ、ふーが。(普段は英語で会話してるんだから英語名のままでいいのでは?とか思ってしまう私)
ところで。
このところ、自分の寮の同居人よりも、友達の寮のキッチンメイトたちとどんどん仲良くなっていくという謎現象が起きています。
今日も寮の談話室で食べていたのですが、そこにやってきたここの住人のドイツ人の子と仲良くなりました。
日本語に興味があって、とくに俳句を知りたい、なにかひとつ覚えたい、と言います。
ひとつだけ教えるなら、シンプルかつ美しい俳句を厳選して教えたい!と意気込むわれわれ。Google先生の力を借りることにしました。
何度も何度も言うから、じわじわくるんです。
(著作権とかいろいろあるだろうと思って作成者や元サイトや一生懸命探したんですけど、どうにも見つかりませんでした・・・)
帰り道、雨はすっかり上がって、明るい月が顔をだしていました。
長くなりましたが、今日はおもしろいことがたくさんあったいい日です。