5月27日 国内旅行6日目:博物館と動物園と図書館
スウェーデン国内旅行、最終日。
今日は、屋外博物館、兼動物園みたいなところに行くことにしました。
Skansen
Skansen is the world’s oldest open-air museum, showcasing the whole of Sweden with houses and farmsteads from every part of the country.
スウェーデンの伝統的な住居をちゃんと見たのは初めてです。
中は写真撮影は禁止だったのですが、ほんとうに誰かが住んでいそうなかんじで、昔ながらの生活雑貨が並んでいます。木製の食器類や機織り機、ゆりかご、洗濯物。アニメに見たハイジの世界が、現実にあったんだなあと。
広大な園内のあちこちにこうした家があるのですが、ときどき伝統的な平服を着たおばさんが屋根の下でかごや靴を編んでいたりします。ほんとうにタイムスリップしたみたいです。
園全体は、小高い丘?山?のようになっています。全部を回ろうとすると、ずっとアップダウンでだいぶヘトヘトになります。でも景色はとってもいい!
鴨やカモメ、さらになんと長い孔雀が自由に歩き回っています。
ここはちょっとした動物園にもなっていて、北欧に住んでいる動物を中心としてオオカミ、リンクス、ハイイログマ、アザラシ、いろいろ見ることができます。
それぞれ檻じゃなくて、わりと広い囲いの中にいるのがなんかちょっと良いなと思いました。その分、囲いの中で動物たちを見つけられないこともけっこうあったし、ちびっこにはちょっとつらい移動距離かもしれないけど。それぐらいぜんぜんおっけ。
初めてトナカイに会いました。
思ってたよりずっと小さかったです。たぶん奈良のシカと同じくらい。太ったサンタのそりをひくには、そりゃたくさん必要だよなと思いました。
ヘラジカどんもいました。かったるそうに寝ていました。
で、ヘラジカどんのところだけ、柵が他の動物のものより格段に頑丈でしっかりしていました。しかも2重。
たしかに、車と衝突すると車が潰れるあの巨体で突進されたら、そんじょそこらの柵じゃ突破されますもんなぁ。いいな、乗りたい。それで槍持って、城とかに突撃したい。ナルニア国物語みたいに。
Stockholm Stadsbiblioteket
ストックホルム市立図書館
Stadsbiblioteket | Stockholms Stadsbibliotek
The City Library in Stockholm was created by world-famous architect Gunnar Asplund and is a great example of the style called Swedish Grace. This library was recently listed as one of the world's most beautiful libraries by the magazine Conde Nast Traveler.
ストックホルムに行くからにはひと目見たいと思っていた、有名な図書館です。
ゲストブックがありました。世界各国からの観光客のメモがさまざまな言語で残っていて、私も日本語を書いてきました。
世界で最も美しい図書館のひとつだけあります。(いつも思うんですけど、”one of the best 〜”って日本語でなんて言ったらしっくりくるんでしょう…「最」がつくと、ひとつだけのイメージですよね)
絵本やファンタジーの世界みたいでした。きっとこれ、夜になったら勝手に本が飛んだり棚が動くやつですよね。
言わずもがな、今まで見たことがないような素敵な図書ホール。本の探しやすさはちょっと微妙かもしれないけど。しょうがないことではありますが、毎回細い階段を階を上がり下がりしたり、円の反対側まで行くのは微妙に遠い。でも歩くだけで厨二病心のような何かをくすぐられてわくわくします。
そんなわけで、6日間の旅おしまいです。
当初の目的どおり、日本に帰る前に、ウメオより外のスウェーデンも満足いくまで楽しむことができました。お父さんお母さんありがとう、帰ったら真面目にバイトして、自動車学校行きます。
おまけ
午後8時でもやっぱり明るいスウェーデン上空。
写真にうまく撮れなかったのですが、あちらこちらの湖がとっても綺麗だったのです。ひとつひとつがきらきら金色に輝いていて、ピーターパンに出てくる空を飛べる粉みたいだなと思いました。
以上、旅行記おしまい