3月21日 スウェーデンで教育実習〈準備編③〉:大丈夫なのかこの教授
待ちに待った、スウェーデンの小学校で実習をさせてもらえる授業が始まりました。
初日は大学でのオリエンテーション。朝9時から夕方4時までのみっちり授業です。
でもずっと楽しみにしていた授業だったので、ノートをとるのが楽しくて楽しくて。講義はあっというまでした。
スウェーデンの学校システムや理念の基本をさらっと勉強しました。
体系としては小学校6年+中学校3年+高校3年なので、とっても日本と似ています。もちろん、それが私立も含め大学まで無料であるところとか、ITやインクルージョン教育の普及度とか、違いは大きすぎて比較するのもなんだかというかんじですが。
にしても、オリエンテーションといいつつ、なかなか実習そのものについての情報を教えてもらえません。
そもそもどの小学校に行くのか?何をするのか?(見学だけ?子どもとの関わりはOKなのか?)クラス全員で行くのかグループ制なのか?
そんな基本的なところから、疑問だらけ。明日の朝から始まるというのに行き先も教えられてないってどうなんでしょう。
午後になってようやく、担当校の発表がありました。
1、2人ずつ別々の小学校に行きます。
もう、ゆるいどころじゃないのです。
たしかにスウェーデンの教育はゆるいとよく聞くけれど、そういうことじゃなかろうよ!
学芸大の先輩たちが実習に行くときは、何ヶ月もかけて授業の練習をしたり、授業案を練ったりと入念な準備をしているのです。実習中も日中の学校が終わってからも日誌やら翌日の準備に追われていて。
そういうのを見てきている分、こんなほとんど準備のない状態で現場に行っていいのか?十分吸収できるのか?授業なんてできるのか?と不安になります。
実習中も日々できごとの短いメモを残せばいいと、それだけなのです。最終的にレポートを書くとはいえ。
毎日目標とか着目点とかいいの?あ、それも自分でやれということか。
そんなわけで、その場で思いついた見ておきたいことをざざっと書き出してはみたのです。
なんてざっくり、とは自分でも思いました。
でも、実際に学校で何をさせてもらえるのかどころか、授業開始時間、入る学年さえわからない中じゃ、もうどこから見たらいいのかわからないのです。といったら言い訳がましいけど。
実際に学校に一日入って、全体をまずほわっと見たうえで、さらに細かく知りたいこと、考えたいことを突き詰めていきたいと思います。
明日は5時半起きで、小学校に向かいます。
8時9時起床にすっかり慣れてしまった体にはいささか不安です。しかも、楽しみすぎてわくわくして、きっと眠れないのです。
いい一日!
明日はたぶん、もっといい一日になるんだと思います。