さむがりがさむいところへ

スウェーデン北部にある小さな町、ウメオに1年留学をすることになったので、日々の写真とマンガ日記と思ったことメモと教育実習日誌

3月2日 写真撮影と日本クイズとクレープ

舞台 "The Complete Works of William Shakesphere (Abridged)"、今日はポスターと公式サイト用の写真撮影がありました。

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衣装を着たのと、私服でのと両方撮りました。

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自然に笑ってと言われるよりも、役になりきったほうが逆に楽だなとわかりました。

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人が奇妙なメイクされているのを見るのも、初めて衣装をみてうおーっとなるのも、待ち時間にただただ喋っているだけでも、とっても楽しい。人数が少ない方がより仲良くなれるというのはどこでも同じです。

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ポスターの出来上がりが楽しみです。

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さらなる写真は公式InstagramFacebookからも見れます(毎回白黒だけど)。

ぜひフォローしてくださいな。
https://www.instagram.com/umea_theatre_company/?hl=ja
https://www.facebook.com/umeatheatrecompany/?hc_location=group

 

 

 

その後は

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日本・スウェーデン国交150周年記念、Japanese weekのイベントの一環として、日本からの留学生仲間たちと日本文化紹介のブースをだしました。

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似たようなことは前にもやったことがあるけれど、

今回はいろんな国が並ぶのではなく日本だけ。しかも大学側の手厚いサポートがあったので、なんだかVIP待遇でも受けているような気持ちでした。

 

例えば、日本のボードゲームの体験コーナーは、

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我々留学生ではなく、大学側が用意してくれた(?)現地の方が企画・運営していました。当日行くまでそんなブースがあることも知らなかった。

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私も碁のルールは知らないので、挑戦してみたかったです。

が結局、自分のところのブースに想像以上の人が来てくださりてんてこ舞いだったので、行けずじまいでした。

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麻雀って中国のイメージだったけど、へー日本なんだ!と思ったのですが、調べたらやっぱり起源は中国でした。日本で発達したらしいです。今は日本麻雀として中国のものとは異なる独自のルールが多く存在するとかなんとか。

http://www.h-eba.com/heba/majan/history.html

 

前回のGlobal Villageのときと同様、「ひらがなで名前の書き方教えます講座」と「折り鶴講座」を開きました。

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つくづく、大量に筆ペンを持ってきて良かったです。ここまで大活躍するとは。

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でもその筆ペンを使っても綺麗な字を書けないのは悔しいです。

100均で買ったボールペン字稽古ノートをときどきやっているけれど、まだまだ効果はみえません。

 

定番のおりがみ。

ベタだけれどやっぱり大人気です。

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ただし前回人出が足りなくてヒーフーだった経験から、アクティビティーの種類が多い今回は作るものメニューを折り鶴だけにしました。

4日後に春学期のGlobal Villageがあるので、そのときは教えてあげられるものを増やせればなと思います。

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折り紙講座をしていると、「私小さいときOrigami大好きだったの!」と声をかけてくれる方がたくさんいます。「日本語ちょっと勉強してたんだ~」という方も意外と。私は何もしていないのに、とっても嬉しいです。

そういえば先日大学内で「ウメオ大学の日本語のクラスにかよっています」という現地学生と遭遇したのですが、以前は存在しなかった日本語の授業ができたのでしょうか。何かご存知の方いたら教えてください。

 

で、今回からの新しい取り組み。

日本文化クイズ!

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私はここを主に担当しました。

人混みのなかで問題文や解説を読み上げていたら、喉がカピカピになりました。でもこういうの大好きです、めっちゃ楽しい。

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Kahootというサイト(クイズを作ると、それにスマートフォンを使って集団でゲーム形式で参加できる。早押し順でポイントがもらえるのでクイズ番組みたいでめちゃくちゃ盛り上がる!)を使いました。スウェーデン語の授業でやったときにとっても楽しかったので。これは良かったと思います。

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左がみんなに見せるスクリーンにでる画面、右が各スマートフォンで回答する画面です。

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みんなで問題を考えて、私はがんばってスライドを作りました。

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こちらからひとりでもプレイできるので、興味ある方はぜひ!

 

そんなわけで話が逸れましたが、とっても楽しいイベントでした。

イベントでも普段の会話でも、自分の国を紹介していると、やっぱりその国から来てよかったなって思い出せるのだと思います。大学やバディーグループがその機会をたくさん用意してくれるのは、そういう理由もあるんだろうなと、今さら。

漢字とカタカナとひらがなで自分の名前を書けることも、相変わらず教授とすれ違うと頭をぺこっとしてしまうことも、気にせど嫌えどどうしても抜けない英語の日本語訛りさえも、自分の身に染みついた文化を愛おしく誇らしく思うのです。

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それをひとつの国の文化のレベルから、地域、家族、自分自身と虫眼鏡にしていって、それぞれに同じように感じられたら素敵だなと思うのです。

「しょんないら!」の静岡弁も、ウチならではの珍妙なおかずの名前も、自分の変な手書き文字も。これ周りとは違うけどいいよなあとか、優れてるわけじゃないけど好きだなあとか、価値なんかなくても守りたいなあとか。そうやって思えたらいいなと。

そしたらきっと、自分のと同じように、他の人の国や地域の文化、他の人ひとりひとりがもっているものも、同じように大切にできると思うんです。

んで、きっとそれが国際教育や文化教育が目指しているところのひとつなんじゃないかなあという気がします。

 

私が子どもたちに授業をするときがきたら、とときどき考えます。

もちろん、広い世界を知ることとか自国の文化を受け継ぐとかそういうことも大事で、そこを教えるんだろうけど。

もっと近くて中にあるところに、最終的には帰ってこれたらなあ、なんて思います。

 

また話がそれました。

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一緒にやってくれたみなさんありがとうございます。

それと、パスタさんいつも素敵な写真をありがとうございます。使用許可くれたウメオ大の広報係の人もありがとうございます。

 

おまけ 

ブースに来てくださったスウェーデン人のおじいさんが私の似顔絵を書いてくれました。右だそうです。

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「これは私ですか」と3回聞いてしまいました。

 

 

 

その後は、簡単ごはんの夕ごはん会。

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わかめと豆腐の味噌汁、にんじんのバター炒め、Kalles(たらこチューブみたいなやつ)スパゲッティー、チーズ。

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食後にはクレープを焼きました。

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最近は、今まで縁もなかったような高級なごはんを食べることが多かったけれど、やっぱりおうちでみんなとわいわい食べる安ごはんが好きです。

 

 

今日はたいへん良い一日でした。