2月18日 成育環境
中心街の真ん中
雪の迷路と氷のベンチ
今日はちびっこたちがいないのをいいことに写真を撮ってもらいました。
さて今日は、ウメオに3週間の短期留学をしているという日本人の方と会います。
その方も後輩への情報伝達手段としてブログをつけていて、これがとっても興味深いのです。
私は歯科学はかじったこともなければその道も知り合いもいないので、まず関わりのない方面なんですよね。
専門用語はさっぱりわからないといえ、細かく描写された授業の様子を読むのが楽しいです。知らない分野の授業を覗き見するのって、とってもわくわくしませんか。
あともう一つ、ブログのなかで興味深いと思っていたこと。
交換留学プログラムで来日していたスウェーデンの友人達は、みんな口を揃えて「ウメオの冬は寒いから気をつけて!」と忠告してくれたものです。
地球儀を眺めてみれば確かに日本より遥か北にあるし、オーロラが見えるなんて話も聞くし、出発前は一体どんなヤバイところに行くんだろうと内心怯えてました。
ところがいざ来てみると、案外大したことないなという感じです。
生まれも育ちも北海道の雪国ガチ勢にとってみればごく普通の冬景色。
気温も雪の量も札幌とほぼ同じです。
むしろ札幌のほうが雪は多いかも。
来年留学する北大生はいつもの冬支度をしておけば十分ですよ。
ウメオの冬について - SWS〜SweDentiStory〜
にわかに信じがたい。
「大したことない」?8月にこの地に降り立ったときから寒さにうち震える私としては、耳というか目を疑いました。
そりゃあ、長ーい日本列島、豪雪地帯の北海道と降雪0の静岡県という成育環境の差はあれど。
にわかに信じがたい。いやはや信じがたい。
ということで、会いました。
ほんとうだった。
ほかの日本人留学生たちとも合流し、フィーカすることにしました。
市立図書館内のおしゃれなカフェです。
人の頭くらいの大きさのパンが売っていました。これは家族用なんでしょうか。
新聞の置き方からいちいちおしゃれなのは、いいんですけど。
うっかり頼んだコーラ1瓶が、400円近くしました。怖い。
中心街から戻る道中。
住宅街の歩道がちょくちょく通行止めになっています。
あれが理由だよと言われ、見上げると
屋根からつうっと垂れ下がる、長いつらら。
雪の女王が魔法でいっぺんに装飾したみたいでとっても綺麗です。でもたしかに、頭に落ちてきたら凶器になりそう。それもそれでファンタジー武器として妄想が捗ってしまいます。
話が盛り上がったので、そのまま夕ごはん会をすることにしました。
今日のテーマは、「いつもの家のごはん」
私は勝手にうちの朝ごはんをイメージして、玉ねぎとわかめと豆腐のおみそ汁を作りました。味噌は日本から送ってもらったものなので、おかあさんの味とそっくりにできたように思います。自分で作っておいて自分でちょっと切なくなるおいしさでした。
そういえば、こちらの寮の標準的なキッチンにはオーブンがついている代わり、魚焼き器がありません。
鮭の塩焼きをどうしようと思って、ヤサオくんに無茶振りしてしまいました。ごめんな。でもすごくおいしかった、ありがとう。
一日日本語を喋って、日本のいつものごはんを食べていると、遠い異国じゃなく、本当に自分が今日本にいるような気分になってきます。買い出しのスーパーですれ違う現地人に「あ、がいこくじんだ!」と反射的に思ってしまったくらい。
しかし考えれば、日本にいたときはここにいるなかの1人も知らなかったわけですよね。そう思うととっても変なかんじです。日本なんだけど、違う世界にいる気分。ずっとキテレツ大百科を見ていたあとで、ふとドラえもんのCMを目にする気分。
とりあえず、今日もとってもしあわせです。
だからおっけー。
おまけの帰り道