1月21日 ウメオ日本人会
今日は、ウメオ在住の日本人が年に一度だけ集まるという、新年会。
日本人会を取りしきる女将さんのお店「相模」にて、午後3時から8時過ぎにわたる盛大なパーティーが行われました。
http://www.sagami.se/ ←相模の公式サイト
そういうコミュニティーがあること自体は知っていたのです。
でもまさかこんなに人がたくさんいるとは・・・
女将さんによると、今日は50人~60人いるそうです。
日本人と結婚した現地人の方が数人いることを割り引いても、思っていたより断然多い!
そして、嬉しかったこともとっても多いのです。
あとから自分で読み返してニヒニヒできるように、ざっくりメモしておこうと思います。
その1:知り合いが一気に増えた
ずっと知り合いたいと思っていた、日本人の子どもに母語教育として日本語を教えていらっしゃる方や、高校で日本語の先生、日本の教員免許をスウェーデンのものに書き換え中の方など、さまざまな方と知り合うことができました。
そういう”実践的な”人脈でなくとも、私たくさん人と知り合うのが好きなのです。とってもとってもうれしい。
「静岡から来たの!私の地元と近い!」とか、「ウチの子みてくれてありがとう~今度ごはん食べにおいでー!」とか「食べな食べな、お腹いっぱいになるまで好きなだけおかわりしな!」とか。
みなさんとってもかわいがってくださります。なんか親戚の集まりに来た感。
そうそう、隣に座ったおじさんから、おもしろいことを聞きました。
私のなんでも帳をみてもらっていたときの話(褒められたので調子に乗って見せびらかしてました)、
どの記事かと思いきや。
ちなみに今日の最高気温は、マイナス4℃。最低気温は、マイナス16℃だそうです。
ほんと、強くなるどころじゃないと思います。すごいです。
ちなみにこれは、ウメオだけというわけでもないようです。別の方から聞いたのですが、南スウェーデンの方でも同じように保育園のお昼寝は外なんだとか。
「留学に来たからには、日本人と固まっていたくない」 って思っていたんです。今もそれは残っています。
でもどんなに他の国から来た人たちと仲良くなっても、やっぱり違う国で母語が同じ人とのつながりをもつことは欠かせないんじゃないかなあと思います。
その2:日本食!日本食!日本食!白ごはん食べ放題!!!
友達やいろんな人と話していて最近ようやく気づいたんですけれど、私の食欲・・・というよりも、食に対する執着は一般平均よりも強いみたいです。
舌が肥えているわけではなくて、一定レベルを超えれば全部「おいしー!最高!!すっばらしい!!!」となります。おいしいものを食べたときに、何よりもしあわせを感じます。
で、いくらスーツケースに詰めて持ってきたり、日々日本食ばかり作っているとはいえ・・・やっぱり恋しくて仕方がなくて。
お寿司!枝豆!唐揚げ!卵焼き!白ごはん!お雑煮!おしるこ!お刺身!!!
とくにサーモンとエビ以外の生魚なんて、ウメオのスーパーではまずお目にかかることができません。いや、びっくりするような金額でなら売っていることもあるんですが、でかいの一匹とかで学生が買えるような代物じゃないのです。
白ごはんも・・・好きなだけおかわりしなさいと言われ、危うく泣きそうでした。
大学で好きな食べものを聞かれて、いつも「白いごはん」と答えていた私です。いかに嬉しかったか筆舌に尽くしがたい。
そりゃお鍋で炊けますけども。高額で良ければ買えますけども。「ああこれ今ぜんぶ食べちゃったら明日の朝の分は無いな…」とか「これで日本から持ってきた分は最後か…」とか、常に欲をセーブしながら食べていたものですから。思いっきり食べれることって、なかなかないんです。
ジャパニーズライスバンザイ。
炊飯器バンザイ。
いやはやー。
今日はお腹いっぱい大好きなものを食べることができました。おいしいもので満たされること、ほんとうにほんとうにしあわせを感じました。
栄養価だけで測れない栄養をもらった気がします。
ありがとうございます女将さん。
その3:こどもといっぱい遊んだ
なんでも帳とマイネームペンだけで、こんなに盛り上がるとは。
私こういうの大好きなんです・・・。
「わたしね、イクラが好きなの!かいた!」「イナゴやのうて?あ、アナゴか!アナゴにしたるわ!」と、少女の描いた寿司は手足と名前を書き足され、アイデンティティーを失いました。
少年よ、そういうしょーもないの、姉ちゃん大好物だぞ。・・・さすがに、「他の人が描いた絵に勝手に描き足すのだけはやっちゃだめだぞー」とは言いましたけど。笑いすぎてごめん。
みんな絵が上手なんです。男の子2人がそれぞれ描いた、船の絵。
右の絵で、ヘリの上にたくさん並んでいる円。描いていた子に「これなーに?」と聞いたんですが、ちょっと説明が難しかったみたい。
家に帰って友達たちに聞いて、ようやくこれ↓のことだとわかりました。
バイキング船に特有の盾みたいなものらしいです。さすが北欧。
小さいカルチャーギャップを感じました。
ひとつだけ、反省点というか向上点。
今日、日本語が話せる子たちとは、どちゃどちゃ遊べたんです。私のテーブルの周りに集まってきてくれるのがすごく嬉しくて。
でも中にはスウェーデン語が主で、なかなか輪に入ってこれない子たちもいました。私の拙いスウェーデン語では、何度か試したけれど上手く通じません。
「あの子たちは友達?こっち来ないのってスウェーデン語で聞いてみてくれない?」と他の子たちに頼んでみたり。でも「知らない子」「向こうは向こうでやってるじゃん?」と上手くいかなかったり。それはそれでいいんだろうかとも思ったり。
ふと、「もしかして、これ私がいるからみんな日本語喋ってくれてるのか?」と思い立ち、席を立って大人たちの輪に入ってみることにしました。
しばらく離れてみて、ああやっぱりこれだったんだと気づきました。さっきまで交わろうともしていないかのように見えた2つのグループだったのに、一瞬で仲良くなって一緒に遊びはじめました。みんな、スウェーデン語でニコニコケタケタ。
私に合わせて日本語にしてくれててありがとう、申し訳ないことをしたな、と思いつつ。まだまだ現地語での会話についていけない自分が悔しいです。
あと半期しかない、急がないと。がんばります。
おまけ
そんなわけで、ウサギさんちのお父さんの似顔絵と家族の絵を描きましたとさ。
そんなわけで。
いっぱい知り合いはできるし、おいしいものでおなかいっぱいになるし、久々に子どもに囲まれて遊べたし、今日はすばらしい一日でした。