さむがりがさむいところへ

スウェーデン北部にある小さな町、ウメオに1年留学をすることになったので、日々の写真とマンガ日記と思ったことメモと教育実習日誌

11月16日 こんなところに日本人!②

時刻は12時前。

フィーカの待ち合わせ場所に向かって歩いています。

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でも、太陽が低いと、今いち「さぁこれから行くぞー!」っていう勢いがつきません

ルンルン歩き始めたのに、頭が「家に帰る時間だよ!」って言うのです。

 

 

さて、今日はウメオに住んでいる日本人女性おふたりとフィーカすることになりました。

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ひとりは、このブログを通じて友達になってから、その後何度もフィーカやシュールストレミングでお世話になっているりすさん。

↓初めて一緒にフィーカしてから早2ヶ月

9月12日 こんなところに日本人! - さむがりがさむいところへ

 

もうひとりは、このあいだウメオ大の日本人留学生グループで居るときに、偶然声をかけてもらったお方。

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そのときは慌ただしく短い会話をしただけだったので、今回ぜひゆっくりお話ししようということになりまして!

 

 

中心街のショッピングセンターにあるおしゃれなお店に連れてってもらいました。

日本食恋しいよね!?食べものへの執着ってびっくりするほど強いよね!?という話題でたいへん盛り上がりました。私だけじゃなかった!よかった!

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そうそう。

私もりすさんも日本を発ってちょうど約3ヶ月。

自分の国をこんなに長いこと離れたのは初めてのことで、3ヶ月という時期はちょっと気分も落ち込むときもあります。ホームシックではないけれど、環境に慣れる慌ただしさにごまかされていたストレスとかさびしさが出てくるんでしょうか。

そのへんの愚痴やら相談やらを共感したり、長く異国暮らしの経験をもつひつじさんの話を聞いてほぉ~ってなったり。

 

「やっぱり、ときどき日本語で思いっきり愚痴るの大事だよ!充電充電!」とりすさんが言っていて、そのとおりだなあと思いました。

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 英語で生活や日常会話はこなせているけれど、そりゃ母語に比べたら、知らないうちにどこかが疲れているんです。無意識のうちに、上手く言えないストレスが溜まっている。

英語を比較的さらさら喋っているときは、私の頭の中も英語です。簡単な単語だけだけど、思考できます。

そのときには、頭のなかで現れていないところがあるのだと思います。
でもそれは日本語の世界に戻ってくるまで、見えていないんです。かゆいところに手が届くように、丁寧に使える母語なら、「ああ、ここ届いてなかったのか」ってようやく存在に気づくんです。

 

・・・自分で書いていてもわかりづらい。ちょっと語ります。

考えることそのものには、本来ことばはなくて、なんとなくぼんやり思っているとか、感情が浮かんでいるだけなんじゃないでしょうか。

それをなんとかはっきり見える形にしようとして、絵画になったりアートになったり。圧倒的にわかりやすくてみんなやっているのが言語化なんだと思います。

 

思いつきのたとえ話。

木を思った形に彫刻することが、思ったように頭の中を人に伝えることだとします。

 

母語は手に馴染んだ彫刻刀セットで、30本入りなんだと思います。

いちばん使いやすいツール。完全に思うようにではないけれど、細かいところまで緻密に掘り進められるし、あーでもないこーでもないって色々な種類を使い分けられる。

で、喋れる第二外国語は、でっかいノミ5本セットです。小さなところは上手くいかなくて、どうしてもざっくり荒削りになりがち。出来上がったものを見る方も、「ここはこうしたかったんだな」想像力が必要です。

だから頭や体だけじゃなくて、知らないうちに心も疲れるんです。たぶん。

 

まとまらなくてすみません。でも残しておきます、ブログの目的のひとつは、自分用の思ったことメモなわけだし。読みたい人が読めばいい。

 

 

 何が言いたかったというと!

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キャロットケーキおいしかった!りすさんとひつじさんとのおしゃべりとっても楽しかった!なんかわかんないけど元気になった!魚屋さんを教えてもらった!

 

だから今日は、たいへんたいへんいい一日です。