11月9日 血のプディング
今日の夕食の会。
そういうスウェーデン料理があると話には聞いていたけれど、実際に見てみると衝撃的でした。
スウェーデン語で、BLODPUDDING。
つまりはblood puddingということで、つまりはbloodで出来たpuddingということで、つまりは・・・ほんとにその名の通り、血でできたプディング。色がとかじゃなくて、原材料が。
「プディング」といっても、小麦粉やバターを混ぜて作った料理の総称だそうです。
我々が想像する甘いお菓子のプリンは、あくまでこのプディングというくくりのなかの一つの料理にすぎないらしいです。あれはカスタードプディングというのが正式名称なんだとか。
話がとびとびですが、今日は現地人マーカスが件のブロッドプディングを、マミさんが日本のカレーライスとポテトサラダをふるまってくれました。
焼く前の状態。
赤い・・・赤いんです・・・。
これをベーコンと一緒に炒めます。
だんだん色が黒っぽくなってきます。
焼いている匂いも見た目も普通で、ただのパンみたいに見えてきます。
実食!
カレーライスとポテトサラダ、とってもとってもおいしかったです。
ポテトサラダって私の中ではすごく定番のおかずなんですけど、スウェーデンやフランスではこういう調理の仕方はあまり見かけないとのことです。
ブロッドプディングは、スウェーデン料理の定番、リンゴンベリージャムをのせていただきます。ほんとこのジャム何でもアリだな・・・。
で、肝心の味については。
日本語でも形容しづらい。
なんていうんでしょう、ほんと小麦粉を焼いたものの味というか。可もなく不可もないというか。
リンゴンベリージャムを乗せればジャムの甘酸っぱい味になるし、ベーコンの欠片と一緒に食べればちょっと塩辛い気がしてくるし、食パンに何かのせたときのようなかんじ。
これといって強い風味があるわけではないので、味のついた他のものと一緒に食べるみたいです。まさに食パンのような名脇役?
私の場合、もぐもぐしているときは良いです。ただ、名称や原材料のことを考えた瞬間に、脳が「中止中止!飲み込むの中止ー!!!」って慌てだすんです。
でも、これは持病の貧血に良さそうだなあと思って(ここだと海鮮類や青菜類が手に入りづらいですし)、二枚食べました。
マミさん、おうちの味をありがとうございます。留学する前は、普通のポテトサラダを見ただけでこんなに興奮する日が来るとは思いもしなかった。
マーカス、微妙な反応してごめん。用意してくれてありがとう。
ブロッドプディング、一度食べてみたかったので、貴重な体験になりました。
だから今日はいい一日!
<追記>
後から調べたら、スウェーデンの国内ニュースサイトでも「外国人に最も嫌われているのは、ブロッドプディングだった!」と記事になっていました。
よかった、私だけじゃなかった・・・。(という安心のしかたをするのは、それこそ日本人の特性なんでしょうか)
あと手作りする場合のレシピ。
「プディング」と聞くと私はどうしても甘い味を想像してしまうのですが、材料には一切甘い系のものが入っていません。
写真がついていますが、私も含め苦手な人多そうなかんじです。そのつもりで!