10月3日 そしてつながる
けっこうな頻度で、昼ごはんに学食のSUSHIパックを食べています。
具はサーモンとアボカドがメイン、ときどきエビかおいなりさんにかわっていることもあります。高くなければ、毎日でも食べたいんだけどな。
売店を使うときはこればかりだから、レジのおばちゃんに顔を覚えられたみたいです。
何も言わなくても、私の顔を見てわりばしを出してくれるようになりました。
おさかながとっても恋しいです。
とくにおすし。おさしみ。なまざかな。
スーパーで売っているのは大きなパックなのでひとりでは消費できないし、夕食を一緒に作る会は残る日本人2人が生魚苦手だし。(ふたりとも海無し県から来てるのが関係してると思うんです。いちど旬でとれたての本当においしいおさしみを食べれば考えが変わるんじゃ・・・とかつい思ってしまう)
正月に日本に帰ったら、回転寿司に連れてってもらって、毎朝しらす丼を食べて、夕食はおさしみで・・・と夢見ながら、今日もアボカドスライスをわさび醤油に浸します。
ところで、最近はじまった教育関連の授業が楽しいです。
「国際的背景における教育」という名前で、最近の世界の教育のトレンドや各国の学校システムについて学びます。
いろいろな国の学生がいるので(とはいえ9割ドイツ人)、授業中に「で、これはキミの国ではどうだったか、経験を話して」と突然説明を求められたりします。
グループディスカッションだけでなく、授業中の発表も最近は楽しめるようになってきました。成長だわぁ。
講義では、経済学や地理、あといちばん心理学の話がよく出てきます。
このノートでいうと、"SELF"とか完全に心理学用語。
「自己(じこ、英: self)とは心理学において自分によって経験または意識される自分自身をいう」(自己 - Wikipedia)
英語でちんぷんかんぷんだったけど、日本語で調べなおしてもいまいち難しいです。
興味がある方は。
「自我」と「自己」の違いとは? アイデンティティとパーソナリティの意味 | リバータリアン心理学研究所
話が逸れました。
何が言いたいかというと。
やっぱり教育っていろんな分野と繋がってるんだなあというのを実感するということ、ほーら心理学の授業とったの間違いじゃなかった!よかった!と毎日思うこと!
ひとつまえのピリオドまで、毎日の講義は心理学がメインで、あとちょっぴりスウェーデン語と英語。
すごく楽しかった一方で、何も教育関係の授業がないことにちょっと焦ってたんです。
同じ専攻でスウェーデンに留学している人が、「先生になりたい人が集まる授業だとさー」とか「日本語を教える授業があるんだけどー」とか話しているのを聞くたびに、「あれ?私は何を勉強しに来てるんだっけ?本当にこんなことやってていいのかな?」と内心、不安になっていました。教育の勉強はおろか、誰かに教えたり子どもと関わったりすることもなくて。
でも、その小さいひっかかりが、今この授業をうけていて溶けていくように思います。
テストはボロボロだったけれど、ついこないだまでやっていた認知心理学の授業で学んだことが、とってもとっても役に立つんです。つながるんです。
そうなると、他のところにも興味が出てきてしまいます。
国際経済とか、倫理とか、各国の政治制度とか。ずっと好きじゃなかった教科の内容ばかり、今さらすごく勉強したくなっています。なんでもっと真面目に授業受けておかなかったんだろう!なんで隅から隅まで資料集読んでおかなかったんだろう!
次に日本から荷物を送ってもらうときは、高校の現代社会と歴史の資料集を送ってもらおうと思います。
そんな楽しい授業ですが、唯一解せないこと。
以上。
ちゃんと勉強もしてるんだよ、安心してね、おばあちゃん。