9月28日 母さんごめん
DAIGOみたいなノートを買いました。
「どうぞゆっくりやって!」「焦らなくていいんだよ!」の "Take your time"、とってもよく聞くフレーズです。
今日から始まった教育システムの授業は、このノートでいくことにしました。
本題。
拝啓 お母さんへ
ごめんなさい、黙っていたけど、こっちでもテコンドー続けています。
もちろんケガしたら大変だから、試合には出ないし、少しリスクのある練習(頭部を蹴るやつや体の大きな男性の蹴りをミットで受けるやつとか)のときは違うメニューをやらせてもらっています。
そんなスウェーデンが沈没するかのように心配しすぎないでください。
週2回の貴重な運動です。ほかは大学と家と湖の往復しかしない生活だし。
あと、留学前に、「学校以外でも現地の人と交流したい」っていう話をしたと思います。校内だとやっぱり他の留学生・同じ世代中心になりますけど、道場ってその点も良いです、地元の人とたくさん仲良くなれました。テコンドーっていう言語中心ではない共通項があるだけで、ぐぐっと近づけるなあって感じます。
みんな優しくておもしろいです。毎回練習が楽しみなんです。だから許してね。
あ、もうひとつごめん、道着を買いました。
400クローナのいちばん安いやつです。布というより紙なかんじがするけど、これで10ヶ月使えるならじゅうぶん買う価値あるかなって。ほかはちゃんとお金大事にします。なので、どうか大目にみてください!
以上!
ITFとWTFの道着、着てみるとやっぱり違いがたくさんあっておもしろいです。
WTF版 道着+白帯
ちゃんとした専門店で買いましたが、いちばんチャチいやつということもあって、刺繍やプリントはほとんど入っていません。背中は真っ白。
ただ日本の道場の方曰く、WTFのなかでもこれはオリンピック競技じゃないやつだろう、とのことです。オリンピックのやつは、端に黒い線が入っているらしい。
いちばん有名な違いとして、上は頭からかぶる形です。
ITF版 道着+白帯
上は胸元と裾、下は側面にそれぞれ刺繍とプリントが入っています。
上はかぶるのではなく、柔道着や剣道着のように左右から合わせて着ます。ただし、はだけないように何かしらついています。チャックとかぺりぺりとかぱっちんとか。
背中にも大きくプリントが入っています。
あ、この写真に見える腰のところの「学芸大女子」は、プリントではありません。大会のときだけ貼るシールです。
そのほか、細かな違い。
例えば、帯の長さです。
ITFだと、白帯は腰を1周してから結んで、それ以上の級になると2周になります。
それがWTFだと、白帯から2周するんですよね。安くてちゃんとした規格じゃないからなのか、下手したら3周して結べるぐらいめちゃくちゃ長い。
結び方についてはよくわかりません、数種類あって人それぞれってやつなんだと思います。
でも、今までやっていた方法(前から見ると結び目が三角形で、ぺろんと上から垂れる)をやったら、「あ、ちがうよーこうやってやるんだよ!」と結び目が逆三角になるように何やら直されました。
あと、上の右腰のところに、何やら先が輪になったゴムがついています。
どうやって使うのかと聞いたら、左腰のところについている小さなボタンに、穴を引っ掛けるとのこと。いまいち目的はよくわかりませんが、何か留めてるんだと思います、たぶん・・・。
他にも違っておもしろいところ、同じでおもしろいところ見つけたらメモしておきます。
ところで、今日はとってもいい天気です。
どこまでも晴れわたる空で、きりっと冷えています。
こんな日はオーロラのチャンス!
「夕食を一緒に作って食費を浮かす会」の仲間と湖に行くことになり、テコンドーの練習後に合流しました。
今日は日本食!
豚汁、炊き込みごはん、卵焼きを作ったそうです。
私はデザートから参加する予定だったのですが、豚汁と炊き込みごはんが残っているということでいただきました。
ぐらんぱが「ぼくたち、ユカナが部活から帰ってきて後から夕ごはんを食べるのを見ていて・・・なんだか家族みたいだね」と言っていました。
くたくたで家に帰ったらあったかいごはんが待っていて、それは大好物の豚汁と炊き込みごはんだなんて、ほんとうにこれ以上ないしあわせです。おばあちゃんの味とは違うけど、でもおいしいことに変わりはなく。
そうそう、くれめん担当のデザート
Chouquetteというそうです
中身の入っていないシュークリームの表面に、かりっと粒砂糖がのっています。
あまくてふわっと軽くて、とってもおいしい!
延々といつまでも食べてしまいそうです。
くれめん曰く、本来は家庭のデザートではなく、昼食と夕食の間の間食(断じておやつではないと言い張る)などに食べるそうです。
その後、オーロラを見に徒歩10分ほどの湖へ。
気温は2℃。
まるでスキーに行くときのように着込んでいったのですが、それでも桟橋に寝転がると背中からがんがん体温が吸い取られていきます。
空が透き通っているみたいでした。
遠くの星も、近くの星も、みんな降ってくるようにすぐそこに感じられました。
星座を探していると、いくつか流れ星も見つけられました。
オーロラは・・・うん、一応、見えたけれど。
肉眼では緑色の光というよりも、薄い雲のようなかんじでした。
まだまだ寒くなるということなので、これからが楽しみです。
そんなわけで、今日も素敵な一日です。