妹自慢、ところで人を頼るってむずかしい
出発まであと一週間を切りました。
荷詰めを始めた途端、急に「あー行くのかー」って実感が湧いてくるもんですね。
こないだまで、ほんと実感なくて。
もうこれで10か月会えないんだ、帰ってきたらこの人との関係性はすっかり変わってしまっているかもしれないんだと思うと、みんなにバイバイするのはすごくすごく寂しいんですけど。でもなんか実感とは違うような。
いちばん恋しく思うのは、きっと妹なんです。
チャンバラとかふたりミュージカルとか、バカなこと一緒にやるととても楽しい。昔はケンカばかりでしたが、今はいちばん、なんでも話せる相手です。
いま帰省中で、毎晩となりで寝ているんですけど・・・まだぜんぜん、寂しくなるなあとか感じません。
まずいです。
これたぶん、行って数日して、ふとした瞬間に耐えられないほど切なくなるんじゃないでしょうか。
そんな予感はするのに、あと数日大事に一緒に過ごそうと思うのに、大した話もせず一日を終えたり。
そーいや、妹に「ゆかなのブログ、重い。ちょー重い」と文句言われてしまったんですけど、自分のための心情メモも兼ねているので・・・なんかしょうがないかな、と開き直ってます。人に見てほしいときはFacebookにのっけようかなと。
ちゃんと現地着いたら、滞在記とか日常マンガとか載せますから!
さて、本題です。
留学に際して、いろんな人からメッセージやアドバイスをもらいました。
そうすると、みなさんがおっしゃることのなかで共通していることがいっぱいありますよね。より何度も何度もしみ込むかんじがあります。
ふたつ、自分としてはちょっと意外だったアドバイスがありまして。
ひとつめ。
「勉強よりも、楽しむんだよ」
「エンジョイが第一!いろいろ学んでこなきゃ、って気負いすぎないで!」
先輩や留学経験者の方にもたくさん言われました。
先生からの手紙にも、「勉強は必要最小限にして、留学先でしかできないことをたくさん経験してきてくださいね」とあって。
「えー留学の『学』って『学ぶ』じゃん、思いっきり勉強するぞー!いろいろやるぞー!」と私はついつい思っちゃうんですけど。
そうやって気合い入れすぎると、自分の中で理想像を高くもちすぎて「ああ思った通りにいかない・・・」ってぷしゅーってなっちゃうよ、ってことなんでしょうか。
あと、勉強にしろ部活にしろなんだって、人間やってて楽しいときが、いちばん吸収がいいんじゃないかな。好きこそものの上手なれ。
だからいろいろなことを見て、学んできたいなら楽しんじゃうのがいちばん手っ取り早いよ、ってそういうことなんだと思います。たぶん。
ふたつめ。
意外っていうほどではないけど、自分はこれとくに覚えとかなくちゃと思ったもの。
「愚痴は吐き出すこと」
「悩んだときは、いつでも日本の家族や友達を頼ること」
いま留学に行っている英語科の友人は、とくに詳しく書いていました。
「悲しかったり、ムカついたりっていうようなマイナスな感情はため込んじゃダメだよ!(中略)どうしてもマイナスな感情は出てくるものだからね!」と。
わかってます。困ったら誰にでもいいから話を聞いてもらうこと!って、私自身、後輩への手紙で書いたくらい。
でも、人を頼るって、むずかしくないですか?
文化祭やら、代表の業務やら、仕事を割り振るのは比較的とくいなんですけど。
いろいろ疲れたり困ったりしたら、グチグチ話を聞いてくれる友達も妹もいるんですけど。
誰かから言われたのか、自分で決めたのかは覚えていませんが、自分のなかでのミニルールにこんなものがあります。
1.愚痴はいい、悪口はよくない。
2.本音はいい、弱音はよくない。
1の区別は、わりと簡単なんです。
できるだけできるだけ、人のことは悪く言わない。どうしても吐き出したいときは、「〇〇ちゃんが~だったから、私は~~~で悲しかった・・・」と自分主語がメインならまだよくて、「〇〇ちゃんってさ~」と他の人主語で語るのはアウト。
2がわりと難しい。
小学校のとき、弱音は吐いたらいけないと教わりました。周りの士気まで下がるし、自分自身も言葉にしたらもっと気持ちが弱くなるよ、と。
かといって本音までどこにも出さなかったら、それって一人で抱え込んでるわけですよね。自分をどんどん苦しくしてしまうから、それはよくない。
だけど、境目がいまいちよくわかりません。
どこまで弱音で、どこから本音なんでしょう。
本音のなかに弱音が含まれているなら、じゃあどこまで吐き出していいんでしょう。人に頼ってぶつけていいんでしょう。
やっぱり難しいです。まだわかんないです。
(そしてまた重くなってしまってごめんね妹よ)