さむがりがさむいところへ

スウェーデン滞在記。北部にある小さな町、ウメオに1年留学をすることになったので、日々の写真とマンガ日記と思ったことメモを残しておきます。

たぶん、不安?③(完結編)

続きの続き。

いつのまにか、どうやら自分のなかで留学に関して不安に思っていたらしいことをまとめるシリーズになってしまいました。

 

最初から読む場合はこちらから。

 

 

 

10ヶ月、置いていかれるということ

さて、私は、自分の代の英語科がとても好きです。

33人って、ちょうど小中高と同じくらいのクラス編成。
それで4年間一緒だなんて、もう仲良いしかない。

で、留学するぞーと決めたときに覚悟していた、これまた当然のことなんですが。

彼らと10か月離れることそのものより、そのあとで、また彼らの教室に戻れないことがとても、とても悲しいです。

 

帰国後は元の学年とかぶる授業がほとんど・・・というか全くないらしいです。

空きコマに聴講とかで会いにはいけるけど、それでもやっぱり、いつも同じ教室にいる「クラスメイト」ではなくなってしまうような気がするんです。

 

「授業はずっと下の学年とになるわけだから、彼らともちろんたくさん話すし、仲良くもなる。

だけどやっぱり『家』っていうか、自分の居場所だなって感じるのは元の学年だよ。やっぱ、入学したときから一緒っていうのは大きいよ」

というこれはまた、以前スウェーデンに留学していた英語科の先輩。(気が付くとこの先輩の言葉ばかり…影響を受けた3人って言えばよかったなぁ)

 

 

実際、元の学年とは1年半、下の学年と残りの3年半。

実習や卒業を一緒に経験するのは下の学年となわけで、そりゃあ、仲良くはなれるでしょうけど。

でも、もうそこには彼らの仲の良いコミュニティーができているんです。
そこに1コ上の顔は知ってる先輩がひょいっと入ってくる、って・・・ちょっと、どうなんでしょうね。
仲良しのグループができても、そのなかでもきっと「さん」で呼ばれて、敬語は卒業するまで消えない。

 

 

一緒に入学した学年も、私がいない31人が普通になっていくわけですよね。

 

とくに、いつも一緒にいる4人の友達。

彼らが近くにいると、空きコマはもちろん、5分間の教室移動も、つまらない授業も(授業中喋ってるわけじゃないですよ!)、ずっと笑ってられます。顔を合わせただけで、なにか楽しいことが始まります。

私、彼らのこと大好きなんです。ほんとうに。

 

でも、もう5人じゃなくて4人になって、残りの3年半のうち大半の時間を過ごしていくんです。私が知らない10ヶ月のあとで。

もちろん聴講に行ったりどこか遊びに行けば、「おー!!!」って変わらず迎えてくれることはわかっています。

だけど・・・なんかこわいです。ふとした拍子に、4人+1人を感じちゃうんじゃないかって。

 

 

元の学年と下の学年と。

どっちが私の居場所になるんでしょう?

どっちか居場所が残っているんでしょうか?

 

いちばん大きい不安です。現地での生活よりもずっと。

 

 

 

 

出せば不安はぼろぼろと

うん、語呂がいい。まとめです。

 

このシリーズの冒頭で書いたこと。

 

「留学、不安でしょう?」
いろんな人に聞かれます。

 

そのたびに私は、
「いーえ、楽しみのほうが大きいです!」とか、
「ホームシックにはなると思いますけど、それでもやっぱりわくわくします!」 とか答えていました。

嘘じゃありません。
ほんとにそう思ってて、そう答えてるんです。

 

やっぱり今でも、「留学、不安でしょう?」と聞かれたら、「んー?あんまり?」とか答えてしまいそうな気がします。

 

留学に行くことにたくさん不安があるって、自分で認めたくないんだと思います。

 

ひとつは、しょーもない理由です。キャラ的な何か。

「さすが、ゆかなは肝がすわってるねぇ」とか「毎日ほんと楽しそうに生きてるよね!」とか家族や周りの人に言ってもらえるのが嬉しくて。

そのとおりの自分でいたい、と思ってしまいます。

強がりなんですね、たぶん。なさけないですけどしょうがない。

 

 

もうひとつは・・・なんというか、うまくまとめづらいですが、やっぱり周りを気にした理由です。

 

だって、自分でしたいことをするために行くんですよ。

交換留学生とはいえ、親に多額の費用を払ってもらって、1年長く学費も払ってもらって、
てらこやの代表という大事な仕事をほっぽりだして、メンバーや子どもたちや保護者の方々に迷惑をかけて、
それでも行くんです。

 

それなのに、文句なんか言えないと思いました。

いろんな人の力を借りてこれ以上ないくらい整えてもらったのに、それでも不安だなんて、とても彼らに顔向けできないと。

自信満々、ニッコニコで思いっきり満喫して、大満足で帰ってこないといけないと思ってるんです。

 

 

だけど、先述したように何人かの人と話して、

「あ、やっぱ、自分不安なんだー」

「べつに不安になってもいいんだ」

「自分で自分が不安だってわかるだけで、こんな楽になっちゃうんだ」

と当たり前のことに気付かせてもらいました。

 

あとは、人に話すでも、何かに書くでも、もやっとした思いは出せば出すだけするする出てきて、そのぶん軽くなるんだなということ。

もやもやが見えれば、それを受け止めるなり、解消しようとするなり、とにかくなにかしやすくなるのですね。放置よりもずっといい。

私の体も現金なもので、常に胸にのっかっていたらしいもやもやが軽くなっていくにつれて、聞こえるかんじも良くなってきたように思います。このまま治ってくれるといいんですけど。

 

そんなわけで、一時帰国中のクラスメイトEちゃん、同時期派遣生のTさん、スウェーデン留学経験者のA先輩、ほんとうにありがとうございました。

たぶんこれからもときどきお世話になってしまうと思います。よろしくお願いします。

 

 

以上、長い長い自分語りでした。