さむがりがさむいところへ

スウェーデンに留学をすることになったので、行くまでと行ってからと行ったあとの記録を残すことにしました。とりあえず行くまでは、心境の変化やら準備の様子やらを自分のためにつらつら書きます。

支援級の宿泊活動に同行してきましての感想

また留学と関係ない話です。

まずは普通に日記を。思ったこと考えたことはまた改めてまとめます。

 

 

先日、2泊3日で、某公立小学校の特別支援学級の宿泊活動の引率補助をしてきました。こんなに濃密で長い3日間を過ごしたのは初めてです。

 

児童は20人ちょっとだったかな?に、担任3人+校長+支援員3人+補助の普通級の先生1人。それでも人手が足らず、てんてこまいでした。

先生の補助が主かと思いきや、がっつり「先生」したのでびっくりです。

 

たまたま私が担当した4人部屋がいちばん大変なところだったそうで・・・一緒だった担任の先生(NEWS小山似のイケメン)から、「ただでさえ無理な部屋だったので、赤堀先生がいなかったら絶対回りませんでした、ほんとうに助かりました」と最後の反省会で言ってもらって、すごくうれしかったです。

いちばん疲れるの、水遊びとかの活動中だと思ってました。でも違いました。「手洗い→着替え→歯ブラシ」が魔のゾーン。あそこがいちばん時間かかる。

 

 

もちろん大変なことばかりでしたが、子どもたちはとってもかわいかったです。

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夜にちゃちゃっと描いた絵メモ。

 

牧場はおもしろエピソードがいっぱいでした。

 

例えば、すごくなついてくれてた男の子。

早くヤギに餌をやりたい、さっさとヤギのところへ連れていけと張り切って、いちばん騒いでいたのに。
いざヤギが近づいて来ると、怖いぃぃぃと大号泣。

何が面白いって、しゃっくりあげて泣き叫びながら、ヤギの餌をよこせと職員さんに要請してるんです。

で、餌を手に載せて私の体越しに差し出す。
当然ヤギ寄ってくる。
さらに泣く。
もう帰ると言い出す。
私の背中で涙を拭く。

 

好奇心と恐怖心のはざまで闘ってましたね彼は。

 

ほかにもマンガにしたいネタはたくさんあるのですが、当分の間は時間がなさそうで残念。

 

 

あとはですねー、風景からの想像について、すごく私と意見の合う子がいたのです。

 

キャンプファイヤーの前、丘の上の広場からため息がでるような綺麗な夕焼けがみれました。

この写真はフリー素材ですが、こんな感じの色。もう少し薄くて、ピンクがかってたかな。
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すごく優しい色してるなあ、と思って、近くにいた子に聞いてみました。

「空綺麗だね。あれ、何色だと思う?」
「んとねー、オレンジと、むらさきとか」
「あとは?」
「きいろと、ピンクと・・・あ!あのへん、『やさしい』の色だね、先生!」

まさか私が思っていたことそのままの言葉が出てくるとは思わず、びっくりしました。 
嬉しくて嬉しくて、夕方の空と夜の空との境目、青みがかっているあたりを指さして、さらに聞いてしまいました。

「でも、あそこらへんは、これから冷たくなっていく色じゃない?」
「そうそう!そうなんだよ!さっすが、わかってるね!」

 

その後も、「あの山は僕が名前をつけたの、おにぎり山。中はツナマヨ!」とか、「ここ、『これからー!これからですよー!』の匂いがすると思わない?あかほり先生ならわかるでしょ?」とか、いろいろ私に教えてくれました。

私もついつい、「あの木はカラスの木だと思うんだ。たぶん夜の間に木になっちゃったんだよ」とか、「今日の海はやわらかそうだねえ」とか、普段は黙っている思いつきも、いろいろその子に話してしまいました。

 

もちろん、ぜんぶの感覚を共有してるわけではないし、「そうかなー?先生ちがうよー」って言われることもたくさんあったんですけど。

でも話が合うって本当に楽しかったです。そして、そうやって考えてるのやっぱり私だけじゃなかったんだ!ってわかって嬉しかったです。

 

 

そういえば、みんな、何かを見ていろいろ思いついたり、妄想したりしたことを口に出さなくなるのって、いつからなんでしょう?

 

小学校くらいまでは、言えば「いい感性してる!」とか「おもしろいね!」って褒めてもらえたから、思ったらすぐに口に出していたように思います。

中学校くらいからは、周りから「不思議ちゃんキャラ作りたいの?」と言われるようになって、黙っておくようになりました。人間不思議なもので、アウトプットしないと、それだけ妄想もしぼむというか、頻度や大きさが小さくなってくるんです。

で、大学に入ってこの手の私の話をうんうん聞いてくれる友人と出会って、再発しているのが最近。目についたものから妄想した話を書き溜めるようになったのも最近。

 

・・・話が逸れました。 

いつかあの子にまた会えたら、そのときもまた、こんな話をしたいです。
できれば、私の書き溜めた話も見せてみたい。きっとあの子なら、興味深そうに読んでくれると思うんです。
だからそのときまでに、ひらがなカタカナ、すらすら読めるようになっててね!

 

 

 

 

それと、個人的に興奮したのは、子どもたちが寝静まったあとの職員打ち合わせです。

 

子どもの寝息を確認して、そうっと部屋を出て、消灯後の静まり返った廊下を進んで行って、職員室と札のついた部屋に入る・・・それだけでもう、わくわくどきどきひゃっほーいでした。

で。で。中に入ると、氷の入ったグラス(夕食時は氷がないからとお茶はぜんぶ生ぬるかったのに!)と、ゼリーやら高級そうなお菓子やらが並べられてるんです。
いわゆる少年自然の家に宿泊したんですが、職員用部屋は子どもたちの部屋とがらりと変わって、旅館のような雰囲気。あふれでる特別感。もうテンションMAXですよ。

 

その興奮をおし隠し、「あ、おつかれさまですー」と先生たちと小さくカンパイ。
何食わぬ表情で、打ち合わせにも参加しました。

もちろんその後のお風呂で、もうひとりの大学生支援員の子と「うちらが寝た後に、先生たちこんなことしてたんですね!!!」ってキャッキャ盛り上がりましたけど。

 

 

 

えっと、感想を書いていたらキリがないので、このへんで打ち切ります。
じゃないと徹夜になってしまいそうなので。

 

 

最後にひとつだけ。

写真、ほしかったです。一枚だけでもいいから。

集合写真でも、ごはんのときのでも、何なら私がAちゃんに怒られて頭突きされてる写真でも、なんでもいい。

 

ビデオカメラと2台のカメラに、この3日間の記録が、エピソードが、笑顔がたくさん詰まっているはずなんです。
でも、子どもの肖像権やらオトナの事情で、私たち支援員はもらえません。

それが、すごくすごく残念でなりません。