さむがりがさむいところへ

スウェーデン北部にある小さな町、ウメオに1年留学をすることになったので、日々の写真とマンガ日記と思ったことメモと教育実習日誌

6月6日 出発の朝

とうとう、この朝が来てしまった。

 

おちつかなくて、名残惜しくて、散歩することにしました。景色と空気を覚えていたくて、回想のひとりごとをしつつ。

自分向けの動画ですが、スマホにしろドライブにしろデータが大きくてストレージを圧迫するのでここを置き場にしておきます。

 

ひとりでしゃべりながら歩き回る変な人をやってましたが、幸いにも休暇期間で大学内にももうほとんど人がいませんでした。


しゃべり歩き2 In Front of The Library

おお、手振れはすごいし英語はひどい。


しゃべり歩き3 To Axtorpsvägen



 

 

 

昨日で最後のつもりだったけれど、結局また整理したくて書いています。ぎりぎりまだスウェーデンにいるから、おっけ。

 

時刻は、昼間の12時5分。

空港のセキュリティーゲートを通り、やっと一息ついたところです。結局最後までトラブルとミスだらけの一人生活でした。飛行機関係は、ひとつの失敗ごとにどんどんお金を吸い取られます。お母さんお父さんごめん。

 

窓辺に座って、またパチパチしています。周りにはノートパソコンを開いている人が多くて、ちょっと羨ましい。日本に帰ったら早くパソコン直そう。

相変わらず曇天です。飛行機は基本的に音が大きくて苦手なのですが、これだけ厚い雲を突っ切るのはきっと気持ちが良いだろうと思います。

 

つい先々週ヨーテボリに飛んだときにも思ったけれど、ウメオの市街は地上を離れたらあっという間に遠く小さくなってしまいます。

窓におでこをくっつけて、森のなかにちまちま作られた赤っぽい町並みの眺めをちゃんと目にとじこめようと思います。



昨日の夜は、やっぱりあまり眠れませんでした。

いろいろ考えていたわけでも、憂鬱で涙にくれていたわけでもなく、単になんとなーく、眠れませんでした。あ、たぶんアイマスクをしなかったからだと思います。

いま日没は夜11時くらい、日の出は朝2時半くらいなので、カーテンがない私の部屋は明るすぎるのです。次に来る子、選ぶべきはランプカバーよりカーテンです、私はあそこで選択を間違えた。

 

そういえば昨日、

「『ウメオ最後の夜』というけど、今ウメオに夜って来るの」

と留学仲間に聞かれました。

言われてみれば、星はぎりぎり見えるか見えないかぐらいまでしか暗くなりません。夕方から朝方がつながっています。

そんな毎日も、これからの人生でまた経験することはあるのでしょうか。あるといいな。



冬の終わりぐらいからぼんやり考えていること。

私、スウェーデンの小学校で働きたいなぁと思って。学芸大を卒業して、日本の小学校で何年か働いた後に、スウェーデンに移住して語学学校と大学に通って教育免許を書き換えて、先生として働きたい。教師は労働ビザが下りないから、現実問題厳しい、夢の夢ですけど。

私は夢が多いので、それぐらいでよいのですたぶん。絵本作家になるのと、保育士の資格をとるのと、猫を飼うのと、ミュージカル俳優になるのと、畑がある大きい家をもつのと、まぁ数えきれません。いくつかは今世のうちにかなえたいなぁ。



話がそれたところで、搭乗が始まったようです。



いってきます。

さよならウメオ