さむがりがさむいところへ

スウェーデンに留学をすることになったので、行くまでと行ってからと行ったあとの記録を残すことにしました。とりあえず行くまでは、心境の変化やら準備の様子やらを自分のためにつらつら書きます。

たぶん、不安?①

留学前の心境変化を書くといいつつまだやってなかったので、あとから自分で読み返すためのメモです。
「私かわいそうでしょう!?いたわって!」のためではなくて!

 

 

 

「留学、不安でしょう?」

いろんな人に聞かれます。

 

そのたびに私は、
「いーえ、楽しみのほうが大きいです!」とか、
「ホームシックにはなると思いますけど、それでもやっぱりわくわくします!」
とか答えていました。

嘘じゃありません。ほんとにそう思ってて、そう答えてるんです。

 

 

しかしですね。

最近、聴覚過敏になってしまいました。 

全体的に様々な音が大きく頭に響いて聞こえることと、騒音をシャットアウトする機能がおかしくなってしまったように思います。

 

ファミレスなんかにいくと、こんなかんじ。

f:id:yukana777:20170706130517j:plain

周りの話し声、食器の音、空調の音、ぜんぶ拾ってしまって集中できません。
それがまとめて大音量に感じて、とても不安で落ち着かなくなります。

 

もともと大きめの音や騒音は苦手で、映画館では耳栓をしていたんですけど。

先月あたりから急に悪化し、最近は駅のホーム、幹線道路沿い、大教室や学食などでの騒音が耐えられません。つけすぎは良くないと知っていても、耳栓はお友達。

 

さすがにおかしいと耳鼻科に行ったところ、
「何か不安に思ってることとかあるんでしょうねー」
と精神を安定させる系の薬を出されました。 

「いやむしろ、そっち系の薬をもらったって事実の方がショックだわ!不安煽られるわ!」と思いましたが…。

 

そもそも、ひとくちにストレスといっても、数え始めたら、きりがないですよね。 

人間関係?
目まぐるしい毎日?
迫る昇級審査と大会?
疲れの蓄積? 

考えてはみるけれど、ほんときりがないんでどうしょもない。

 

まあそれでも、どうやら緊張やストレスがかかったときに過敏がひどくなるみたいだぞ、というのは最近学習してきました。疲れると細かいことでイライラしやすくなるのと似てるのかもしれません。

 

 

で。

できるだけ、その原因をひとつずつ解決してきたつもりなんです。

 

 

なのに、一向に良くなりません。

心なしか、悪化してきたようにさえ感じられます。

 

となると、さすがに「留学に関係あるのかな」という思考に至ります。

今まで、母などにそう指摘されても、冒頭のように否定していたんですが。

 

 

ふたりの人とそれぞれ話をする機会があって、思うところがあったのでメモします。

 

 

ひとりめは、昨年から留学していて現在一時帰国中のクラスメイト。

「最初の1か月は気合で乗り切れる。けどそのあと、ホームシックすごかった。めっちゃ寂しかったし、辛かった。周りもみんななってたなあ」と。

彼女は元々帰国子女でかなり英語が喋れるので、言葉の壁はほとんどありません。それでもなるものなのか、とホームシックの恐ろしさをまた感じたり。

 

「出発前も、すごく不安だった。最後の数週間になって、急に家族と離れたくなくなったりね。ゆかなもたぶんなるよー!でも、これもみんな同じ、何も不思議なことじゃないんだってさー

同じような言葉は、留学体験記やインターネットで見たことがありました。わかっているつもりでした。

でも、やっぱり近しい友達が言うとこんなにも沁みこみかたが違うものなんだ、と。

 

彼女、私のクラスのなかで頼れるおかあさんキャラでした。
真面目で努力家で大人びていてしっかりしていて聖女みたいに優しくて、表立って引っ張るのではなく、いつもさりげなく支えてくれていました。みんなが彼女のことを尊敬しています。

 

そんな彼女でも、出発前は不安になるし、寂しくなるんか。

あんな完璧な人でなるんだから、じゃあ私がなってもとーぜんじゃん!

 

当たり前で分かりきってたことなんですけど。
今さら、実感です。

実感の悲しいところは、言葉にして他の人に伝えようとしても、また薄まってしまって、さらにそこでの実感にはならないことですね。またすべっていってしまう。

 

最後に彼女は、これまた当たり前のことといえばそうなのですが、こんなことを言ってくれました。

「不安で不安でどうしょもなくても、結局はなんとかなるもんだよ。だってなんとかするしかないんだから!だけど助けてくれる人は、いつもいるよ」

 

話したのは短い時間だったのですが、彼女からはいろいろもらいました。

ほんとにありがたい。

 

 

で、もうひとりの方からは、もらったというより、引き出されたというかんじ。

 

思った以上に長くなってしまったので、また次回に。

出発するまでの流れ②

いつか後輩とかに聞かれるかもしれないから、今のうちにまとめておこうシリーズ。
こないだの続きです。

前回の記事はこちらから。

yukana777.hatenablog.com

 

自分で書いておいてあれですが、ほんとに参考程度にしてくださいね。
いろいろ変わってるかもですし。間違ってることいってるかもですし。

 

 

 

出発するまでの流れ

※2017年度派遣生追加募集 スウェーデン Umeå大学の場合
赤文字は所属大の国際課とのやりとり
青文字は現地大とのやりとり

 

  1. <2月初旬>合格発表 →手続き書類を受け取る
  2. <3月初旬>国際課から現地大に入学申し込み
    現地大から各個人にメールがくる
  3. <3月末まで>国際課に書類提出①
  4. <4月中旬まで>履修登録
  5. <5月中旬>保険の申し込み
  6. <5月のどっか>入学許可証と授業の選考結果がくる 居住許可証の申請
  7. <6月初旬>寮の申請案内 →送金して申し込み
  8. <7月中旬>国際課に書類提出②

 

 

6.<5月のどっか>入学許可証と授業の選考結果がくる
 
居住許可証の申請

自分で調べていまいちよくわからず。
ネットで調べたり人に聞いたりしたら、「スウェーデンではビザを居住許可と呼ぶ」とか「ビザいらない」とかいろいろ出てきて、余計混乱したんですけど。

 

これらの公式サイトによると、スウェーデンにはビザと居住許可証の2種類があって、私の場合(大学学部生留学・半年以上1年未満)は居住許可だけ申請すればよいとのことでした。

How to apply for the first time - Swedish Migration Agency

渡航ビザ(シェンゲンビザ) | SwedenAbroad

またいろいろ変わってるかもですけど。

 

郵送とオンラインと選べますが、公式サイトにもあるように、オンラインが断然速くて楽らしいのでおすすめです。
2年前に郵送で申し込んだ先輩は、書類が届いたのが出発ぎりぎり前でかなり焦ったと伺ったので。

 

 

居住許可の申請には、パスポートのコピーや銀行の残高証明、保険の証明、入学許可証などの書類が必要です。

この必要書類リストが英語なんですが、”OR" ”OR” ”AND” ”OR”ばっかりで、なんか「赤上げて!白上げて!赤下げないで白下げて!」みたいな。伝わらないか。

とにかく、私はいつミスをするかとひやひやでした。

 

ということで、 入学許可証が来るまでは居住許可申請を待ちます。
(ちなみにヨテボリ大のほうはかなり早くに入学許可証来たらしいです)

 

許可証はオンラインで送付される、とあったので、私てっきりメールだと思って「あれ来ない!?来ない!?」と焦ってたんですが。

気が付かないうちに、外部サイト(授業の申し込みをしたところ)のメッセージに来ていました。通知こないので、ときどき自分でサイトを訪問してログインしてチェックしないといけなかったようです。

 

あともう一つ紛らわしかったのが、書類の名前と見た目。

ファイル名は"Notification of Selection Results"で、1,2ページ目にはどどーんと申請した授業の一覧表とそれが通ったかどうかが載ってます。

f:id:yukana777:20170630143402j:plain

つまりですね、「あ、授業の申し込みの結果がきた」と思ったわけです。
”Notification"を「推薦」のほうじゃなくて、「予選」とかそっちの意味にとっちゃってたんですよね。あはは。

 

 

で、「授業だけ別サイトで申し込めてもなー、入学許可がなけりゃどうしょもないもんなー。許可証きてから詳しく読もう!」と思ってたら、いつまで経っても許可証は来ず。

よくよくこの書類見たら、下のほうに

f:id:yukana777:20170630144341j:plain

こんなんついてるし。文字小さいし。ちゃんと読んでなかったし。

 

まぁそんなわけで、慌てて居住許可申請をしましたとさ。

 

オンラインでの申請直後:
申し込んだ公式サイトから「申請きたけど、アカウントの確認のためにすぐにこのサイトに飛べ!」とメール

 

約2週間後:
スウェーデン外務省から「今から審査するよー」とメール

 

そこから1週間後:
居住許可証が郵送で届く メールにはとくに何もなし

 

という流れで3週間かかりました。
もうひとりのウメオ派遣生は期間が半年だったからか、申請から1週間ほどで許可が下りたそうです。

 

 

 

 

7.<6月初旬>寮の申請案内 →送金して申し込み

ウメオ大の国際課から突如「寮の申請が始まるよ!お金払った人から早いもの勝ちで選べるよ!」と資料が送られてきました。

 

サイトに飛ぶと、ずららーっと寮のリストとそれぞれの空き部屋状況が出てきて、そこから申し込むかんじです。

ウメオ大の場合、第一希望第二希望とかうんぬんではなくて、もうそのまま部屋を予約ということになるらしい。

 

英訳版サイトを使っていましたが、部屋の間取り図の文字だけはスウェーデン語のままで困りました。
Google翻訳スウェーデン語の話せる友人に感謝。

 

 

 

8. <7月中旬>国際課に書類提出②

あとは出発の1か月前までに、

  • 派遣学生願書
  • 海外渡航
  • 誓約書
  • 派遣先からの入学許可証のコピー

を提出するだけです。ほんとはもっと早くにできたんですが・・・今からやります。

 

ちなみに、海外渡航届の「帰国日」のところ。

まだ未定なんですけど!と国際課に問い合わせたところ、申し込んだ渡航保険の日付と合わせればOKだそうです。

渡航保険のやつすっごい適当に決めてしまった・・・。

 

 

 

 

また何かあれば書き足します。

 

 

しつこいようですが、参考程度で!大事なことは公式の情報源で確認してくださいね!

 

じゃあなんで書いたんだよ、って言われたら、それは自分がこうやって先輩のときのことを知りたかったなって思ったからです。

とくにウメオ大は、毎年派遣生が1~2人でほんっと情報が少ないですし、そのほかの先輩とかでも「1年前かー、忘れちゃったなー」というのもよく聞くので。

 

スウェーデンという国自体についてもネット漁っててあんまり情報ないなぁと思ったので、また着いたら詳しくレポートします。

立つ鳥、あとに分厚い引継書を残す

今日、小金井てらこやの代表職の引き継ぎをしてきました。

これも一種の留学準備ですね。

 

 

任期のちょうど半分地点。
夏休みの関係で私が発つまでに活動があと2回しかないので、その前に副代表に仕事を全て渡します。

 

 

代表として最後の活動は、おととい終えました。

 

活動後、ある保護者様が私に「ねぇ代表さん、花は好き?」と聞いてきました。

好きだと答えると、自転車前部の子ども用シートから、あじさいの花束を取り出して、渡してくれました。

f:id:yukana777:20170629221124j:plain

「道端に『ご自由にお取りください』ってあったものですから」と。

単なる偶然とは知りながらも、嬉しかったです。

 

反省会の後には、前代表から「あかぽんには、やっぱり食べ物がいいと思ったの!」と「おつかれさま」と文字の入ったクッキー瓶をもらいました。

 

入部して1年ちょっとなのに、まるで引退するかのような雰囲気ですが・・・私、ちゃんと帰ってきますよ!?

 

とはいえ、やっぱり中心になっていたあつまりを離れるわけですから、思うところはいろいろあります。

活動報告ブログで、ほんとに少しだけ語らせてもらいました。

 

簡潔にまとめようとすると、ほんとうにありきたりな文になってしまいますね。
それだけ、何かを終える世の中の人たちの言葉の核って共通してるんでしょうね。

 

ということで、留学とは関係ない記事が続いていますが、これも自分のためだからよいのです。ひとりごとです。

感謝はLINEで言ったので、あとはひとりでブツブツ呟く、考えごとメモです。 

 

 

 

 

去年の4,5月だったでしょうか。

 

てらこや活動後の横浜線
当時の代表と副代表が冗談めかしてこんなことを言いました。

「あかぽんはしっかりしてるし、いっつも活動に来てくれるねぇ。もうこれは、次の代表候補だね!」

ははは、そんな気が早すぎですよー、と言いながら、内心「ほんとうにそうなったらいいのに」と思ってた。

 

それくらい、あこがれていました。
代表という仕事ではなくて、代表さんそのお方に。

 

彼女は、私がそれまで理想のリーダー像として描いていた、キビキビした指示でみんなをリードするタイプではありませんでした。

大きな声を出さないのに、自然とみんなが集まってくる。
きっとそれは彼女の人柄です。

いつも柔らかい声と笑顔で、素直で、誰にでも同じ目の高さでそっと寄り添ってくれるような。「優しくしてくれる」んじゃなくて、もう人柄そのものが優しいというような。色で言うなら、桜の花びらよりもっと淡い桃色。

上手く言えないのですが、私が今まで見たことのないタイプの方でした。

 

 

だからこそ、まぶしすぎて。大好きすぎて。
私はときどき悔しいような気持ちになりました。

 

私だったら、もっと効率よくできるのに。
私が代表にだったら、こんなやり方しないのに。

 

教え方も、人への接し方も、彼女みたいになりたいのに、彼女は私とは正反対のところにいたんです。
遠すぎて遠すぎて。
同じ分野で勝負しちゃだめだ、って無意識のうちに考えていたのだと思います。

 

 

いざ、自分が代表になって。

それはもう、いろんなことをやりました。

メールフォルダをごっそり数年間分フォルダ分けしたり、休み時間にロッカーやらてらこやバッグの大整理をしたり、反省会の書記係やデータバックアップ、児童ひとりひとりの反省ノート、新入会シート、出欠簿、あれこれ導入したり、大きく変えたり。

 

毎回、全体ラインや先輩方に相談はしていたけれど、実質、好き勝手やらせてもらっていました。

先輩方はいつもアドバイスをくれたうえで、あとは私が動き回るのに口出しせず、見守っていてくれました。

 

同じようにはなれないから、わざわざ違う道を選びながら、
ずっと、前代表の背中を追っていました。

 

先輩とふたりの写真、実はずーっと欲しかったんです。

はからずも代表最後の日に撮れて嬉しかったです。

f:id:yukana777:20170629222138j:plain

 

 

 

 

活動をしていると、HPの活動目的ページやちょっとした備品に残る手書きのメモに、前代表も含め、これまでの代表さんたちの足跡を感じます。
たぶんこの代はこういう色をしていたのかなぁ、なんて浮かびます。

 

私が引き継いだときのてらこやは、黄みがかった、ほんわかやさしいピンク色のイメージでした。

そこに少しだけ私の色も混ぜて、次の人に受け継ぎたかったんです。
傲慢なことはわかっていますけど。

「ああ、こういう代表がいたんだろうな」「前にめっちゃ制度作りたがる人がいたんだろな」とか、何年かあとの人に思ってもらえたらな、なんて。
ちょっとだけ、思ってました。

 

 

 

話があっちこっちに飛んでますが・・・結局何が言いたいかというと。

半年、好きにやらせてもらいました!

とっても満足!悔いはありません!

 

 

 

 

そう言いたかったです。
いや、実際満足はしているし、できることはぜんぶやったのですけど、溶けきらずに残っているものがあります。

 

 

 

それは、次の代表のこと。

 

9月から、てらこやの執行代は実質1人になってしまいます。

私の学年の他のメンバーが多忙なため、よく活動に来れるのが副代表だけなのです。
(留学を決めた時点ではまさかこうなるとは予測していませんでしたが)

 

彼は私の馬鹿なノリを受け止めてくれ、こんな代表をいつも支えてくれました。
人数の少ない執行代だけれど、一緒に力を合わせて半年間なんとかやってこれたんです。

 

なのに私は、彼にぜんぶ背負わせて、好きに飛んでいく。

彼はこれからたった1人で、21人の児童と14人の一年生、10人ちょいの先輩たちをなんとかしていかなくてはいけない。

私の代で、代表の仕事はできるだけ減らし、できる仕事は先の分までぜんぶやり、これ以上ないくらい詳細な引き継ぎ資料(去年は4枚だったのに今年は18枚になってしまいました)を作成したけれど、ほんとうにそれは気休め程度。
自分の罪悪感を減らしたくてなんです。

 

 

もやもや。

書いたってどうしょもないし、ほんと、できることはしたんですけど。
次の彼は、任せるにこれ以上いない、安心な人物なんですけど。

 

 

 

やっぱり、「ありがとう」より先に「ごめんなさい」が来てしまうんです。

 

支援級の宿泊活動に同行してきましての感想

また留学と関係ない話です。

まずは普通に日記を。思ったこと考えたことはまた改めてまとめます。

 

 

先日、2泊3日で、某公立小学校の特別支援学級の宿泊活動の引率補助をしてきました。こんなに濃密で長い3日間を過ごしたのは初めてです。

 

児童は20人ちょっとだったかな?に、担任3人+校長+支援員3人+補助の普通級の先生1人。それでも人手が足らず、てんてこまいでした。

先生の補助が主かと思いきや、がっつり「先生」したのでびっくりです。

 

たまたま私が担当した4人部屋がいちばん大変なところだったそうで・・・一緒だった担任の先生(NEWS小山似のイケメン)から、「ただでさえ無理な部屋だったので、赤堀先生がいなかったら絶対回りませんでした、ほんとうに助かりました」と最後の反省会で言ってもらって、すごくうれしかったです。

いちばん疲れるの、水遊びとかの活動中だと思ってました。でも違いました。「手洗い→着替え→歯ブラシ」が魔のゾーン。あそこがいちばん時間かかる。

 

 

もちろん大変なことばかりでしたが、子どもたちはとってもかわいかったです。

f:id:yukana777:20170623212503j:plain

夜にちゃちゃっと描いた絵メモ。

 

牧場はおもしろエピソードがいっぱいでした。

 

例えば、すごくなついてくれてた男の子。

早くヤギに餌をやりたい、さっさとヤギのところへ連れていけと張り切って、いちばん騒いでいたのに。
いざヤギが近づいて来ると、怖いぃぃぃと大号泣。

何が面白いって、しゃっくりあげて泣き叫びながら、ヤギの餌をよこせと職員さんに要請してるんです。

で、餌を手に載せて私の体越しに差し出す。
当然ヤギ寄ってくる。
さらに泣く。
もう帰ると言い出す。
私の背中で涙を拭く。

 

好奇心と恐怖心のはざまで闘ってましたね彼は。

 

ほかにもマンガにしたいネタはたくさんあるのですが、当分の間は時間がなさそうで残念。

 

 

あとはですねー、風景からの想像について、すごく私と意見の合う子がいたのです。

 

キャンプファイヤーの前、丘の上の広場からため息がでるような綺麗な夕焼けがみれました。

この写真はフリー素材ですが、こんな感じの色。もう少し薄くて、ピンクがかってたかな。
f:id:yukana777:20170623213537j:plain

すごく優しい色してるなあ、と思って、近くにいた子に聞いてみました。

「空綺麗だね。あれ、何色だと思う?」
「んとねー、オレンジと、むらさきとか」
「あとは?」
「きいろと、ピンクと・・・あ!あのへん、『やさしい』の色だね、先生!」

まさか私が思っていたことそのままの言葉が出てくるとは思わず、びっくりしました。 
嬉しくて嬉しくて、夕方の空と夜の空との境目、青みがかっているあたりを指さして、さらに聞いてしまいました。

「でも、あそこらへんは、これから冷たくなっていく色じゃない?」
「そうそう!そうなんだよ!さっすが、わかってるね!」

 

その後も、「あの山は僕が名前をつけたの、おにぎり山。中はツナマヨ!」とか、「ここ、『これからー!これからですよー!』の匂いがすると思わない?あかほり先生ならわかるでしょ?」とか、いろいろ私に教えてくれました。

私もついつい、「あの木はカラスの木だと思うんだ。たぶん夜の間に木になっちゃったんだよ」とか、「今日の海はやわらかそうだねえ」とか、普段は黙っている思いつきも、いろいろその子に話してしまいました。

 

もちろん、ぜんぶの感覚を共有してるわけではないし、「そうかなー?先生ちがうよー」って言われることもたくさんあったんですけど。

でも話が合うって本当に楽しかったです。そして、そうやって考えてるのやっぱり私だけじゃなかったんだ!ってわかって嬉しかったです。

 

 

そういえば、みんな、何かを見ていろいろ思いついたり、妄想したりしたことを口に出さなくなるのって、いつからなんでしょう?

 

小学校くらいまでは、言えば「いい感性してる!」とか「おもしろいね!」って褒めてもらえたから、思ったらすぐに口に出していたように思います。

中学校くらいからは、周りから「不思議ちゃんキャラ作りたいの?」と言われるようになって、黙っておくようになりました。人間不思議なもので、アウトプットしないと、それだけ妄想もしぼむというか、頻度や大きさが小さくなってくるんです。

で、大学に入ってこの手の私の話をうんうん聞いてくれる友人と出会って、再発しているのが最近。目についたものから妄想した話を書き溜めるようになったのも最近。

 

・・・話が逸れました。 

いつかあの子にまた会えたら、そのときもまた、こんな話をしたいです。
できれば、私の書き溜めた話も見せてみたい。きっとあの子なら、興味深そうに読んでくれると思うんです。
だからそのときまでに、ひらがなカタカナ、すらすら読めるようになっててね!

 

 

 

 

それと、個人的に興奮したのは、子どもたちが寝静まったあとの職員打ち合わせです。

 

子どもの寝息を確認して、そうっと部屋を出て、消灯後の静まり返った廊下を進んで行って、職員室と札のついた部屋に入る・・・それだけでもう、わくわくどきどきひゃっほーいでした。

で。で。中に入ると、氷の入ったグラス(夕食時は氷がないからとお茶はぜんぶ生ぬるかったのに!)と、ゼリーやら高級そうなお菓子やらが並べられてるんです。
いわゆる少年自然の家に宿泊したんですが、職員用部屋は子どもたちの部屋とがらりと変わって、旅館のような雰囲気。あふれでる特別感。もうテンションMAXですよ。

 

その興奮をおし隠し、「あ、おつかれさまですー」と先生たちと小さくカンパイ。
何食わぬ表情で、打ち合わせにも参加しました。

もちろんその後のお風呂で、もうひとりの大学生支援員の子と「うちらが寝た後に、先生たちこんなことしてたんですね!!!」ってキャッキャ盛り上がりましたけど。

 

 

 

えっと、感想を書いていたらキリがないので、このへんで打ち切ります。
じゃないと徹夜になってしまいそうなので。

 

 

最後にひとつだけ。

写真、ほしかったです。一枚だけでもいいから。

集合写真でも、ごはんのときのでも、何なら私がAちゃんに怒られて頭突きされてる写真でも、なんでもいい。

 

ビデオカメラと2台のカメラに、この3日間の記録が、エピソードが、笑顔がたくさん詰まっているはずなんです。
でも、子どもの肖像権やらオトナの事情で、私たち支援員はもらえません。

それが、すごくすごく残念でなりません。

反省ノートに思うこと

今回は留学とは関係ありません。
迷ってることを語りたくなったので、ひとりで語ります。いつにもまして自分のためなので、長くなります。

 

 

私は小金井てらこやという無料学習支援サークルで、週2回、小学生の勉強をみています。

小金井てらこや
小金井市周辺の小中学生を対象に無料で学習支援を行っています。学校や塾とは違う第三の教育機関になること、勉強が苦手な生徒の居場所となることを目指して活動しています。

小金井てらこやとは? | 小金井てらこや

 

 

さて、私が代表に就任してから、新しく始めた制度に、「反省ノート」というものがあります。

 

これは、児童ひとりひとりにノートを作り、最初のページにはその子の基本情報(好きなもの、性格、苦手な教科など)、あとはその日の活動報告(何の教材をしたか、どんな様子だったか)を書くもの。

てらこやでは毎回どの大学生がどの児童につくか決まっていません。今まで話したことがない子についたりします。そういったときに困らないよう、毎回、大学生は児童の隣につく前に反省ノートを見て、その子がどんな子なのか、今回何を進めればいいのかなどを確認するのです。

 

 

さて、その反省ノートを作っているときに、全体で少し意見が分かれたことがあります。

それは、LD(学習障害)があると保護者さまから伝えられている子の基本情報に、『LDあり』とあらかじめ書くかどうか。

 

私は

  1. 児童につくとき、できるだけその子について知っていた方がよりよい対応ができる
  2. 保護者さまから聞いたなら、それは間違いない情報であるし、てらこや側に伝えられているなら、てらこやメンバー全体で共有すべき

という意見のもと、「書くべき!」派でした。


去年5月、ある子の漢字ドリルを見たのですが「この字、なんて書いてあるの?もう少し丁寧に書き直してみようか」「ほら、漢字の中の線をよ~く見てごらん」と細かめに注意した結果、その子が字を書くモチベーションを失いかけてしまったことがありました。
その子は、書字に困難がありました。
私はそれを知らず、(面倒くさくて宿題を適当にこなしているんだろう)と思っていたのです。

 

同じことが、初めてつく学生全員に起こるかもしれません。

だから私は、わかっている情報は当然、全部予めノートに書いておくべきだろう、と考えていました。

 

 

反対するメンバーの意見としては、

  1. 入会時には「おそらくLDが…」と言われていても、現在はほとんど分からないような子もいる。
  2. 最初から「この子は~の障害」と書いてあると、先入観をもって接してしまうかもしれない。どういう子なのか、どんな対応をすべきかは、自分の目で見て判断すべき。

というところ。

 

 

言っていることは、すごくよくわかります。そのとおりだなって。
とくに、2。

 

LDに限らず、「障害」という言葉を聞いてしまうと、つい何かしらの先入観をもってしまいがちです。

 

また、特別支援の授業を取り始めてからは、中途半端に知識をつけることで、逆に先入観が強まってしまう場合もあると気づきました。

「だから、特支専門の教授のなかには、他学科の生徒が特支の授業を気軽に取りに来るのを嫌がる人がいるんじゃない? 中途半端に座学ばっかりするから。ある障害について勉強したときに『こういう子がいる』ってなる。『こういう子いる』なら、まあいいんだろうけど」

これは、他大の特別支援教育学科に通う友人の言葉です。

 

「障害名が先に一人歩きすることもあるんだよ。『障害毎に』じゃなくて、『一人毎に』ってかんじだし」

文字にすると、なんていうか、ほんとうに当たり前のことなんです。

テレビや本でもよく見かけるし、授業でも再三言われるし、自分でもわかっている。つもり。

なのにやっぱり、気が付くと、事前に聞かされていた障害名で「あ、じゃあこういう子なのかなー」と見てしまっている自分がいます。

 

 

反省ノートの最初のページに障害名を書いておくこと、それを実際に児童につく前に見させることは、より子どもに対してバイアスをかけやすく誘導していることじゃないか?
とくに初めてその子につく1年生は、まだ経験も浅くて、反省ノートの事前情報だけに引っ張られやすいかもしれない。

 

でもそれって、「所属サッカー部か。体力ありそうだな」とか「沖縄出身?じゃあ暑いのは慣れてるのね」とか、そういうのと同じなんじゃないか?
つまり、一種のステレオタイプには間違いないけれど、それは後からその子と話していけば、すぐに外れるような色眼鏡。

 

情報はあるだけ与えておくべきで、それを判断するのは各個人。でもこれは、文字で完結に書いておくだけで良いのか?もっと慎重に、口頭で直接伝えていったほうがいいことじゃないのか?

 

 

ちょっとまとまらなくなってきました。 

 

 

ごちゃごちゃ、ぐるぐる考えて。

結局その場では、私の一存で、保護者様から聞いた情報、メンバーが今までの経験で得てきて全体で共有した方が良いと思える情報は、全て「基本情報」のページに書くことにしました。

でも、任期終了が迫った今も、まだ迷っています。
あれでよかったのか。

 

 

 

 

 

 

おまけ 

小金井てらこやのホームページ兼、活動報告ブログです。
私もときどき記事を書いています。

koganeiterakoya.com

 

 

なぜにスウェーデン?

さて、唐突ですが、私はテコンドー部に入っています。
部員8人の小さな小さな部活です。

 f:id:yukana777:20170607232957j:plain

 

そこには、スウェーデンに1年間留学していた先輩がいて、もうひとりこれから同じ国に行く先輩もいます。
だから、「先輩がスウェーデン行ってたから/行くから、そこにしたの?」とちょいちょい聞かれます。聞かなくても思ってる方多いかと。

 

もちろん、偶然ではなくて、だいぶ影響は受けていると思います。
でも、自分の頭で考えて決めたんです。
前回書いた通り、たしかに選択肢は少なかったけれど、消去法じゃありません。 

 

語るほどの大した理由ではないのですけど。
先輩のただの真似っこだって思われていたらやだなぁと思って。

 

よく聞かれることを、自分のなかでもはっきりさせましょう企画
第二弾「なぜにスウェーデン?」

 

 

 

  1. 第二英語圏 
    5/29~の記事「なにしに行くの?」で詳しく記述した、”日本語以外の目がほしい”と”『日本からみた公用語の英語』だけじゃなく「他言語の国から見た英語』も知りたい”のところです。

    なにしにいくの?② - さむがりがさむいところへ



  2. でも英語で生活ができる 
    =英語力もつく!
     なんだかんだ英語科ですし。やっぱりペラペラになりたいですし。



  3. 主体性、生涯学習、学ぶプロセス重視の教育
    日本の教育も、重視する点がどんどんこちら方面に移っていきつつありますよね。
    だからこれから教師になる私たちはこのあたりをよく学び、実践できるようにしなければなりません。日々の大学の授業で「これからは主体性重視で教えるんだよ!」などとは言われています。

    しかし、なんとなくですが、それは具体的でなかったり、「私は~と考えているから、そのためにこうやって教えるべきだ」という芯がないのにおっしゃっている先生方が多いような気がします。
    でも、それはそうだよな、とも思います。先生方自身も、私たちの世代でさえ、そういう方向で今まで教わってきていないのですから。経験も実感もありません。

    やっぱり、お手本は自分の目で見たいです。実践されている場で、授業のやり方だけではなく人々の考え方の違いまで感じたいです。

    参考にしたサイト↓

    第12回 スウェーデンと日本の教育のどこが違うか? | E.OCT|イーオクト株式会社



  4. 日本と違う人生観がある
    途中でやり直しのきく人生、らしいですよ。日本以外だとそういった流れの国の方が多いようですが。
    そこで学んだ異国の考え方や文化を、日本に帰ってから「まったく、日本はこれだから・・・あの国では~だったのに!」としたいわけではなくて。単に自分のなかで別の見方ももちたいな、というだけです。
    違う角度のカメラが増えれば、見えなかった子どもの表情が捉えられるようになります。マイクが増えれば、もっと子どもの声が拾えるようになります。
    ・・・と思うんですけどどうなんでしょう。

    これに関して小さい理由がもうひとつ。せっかちで、時間に関しては他人にも自分にも厳しい自分が、もうちょっとゆったりした性格になれるかもしれない、なんて。ちょっとだけ期待してます。



  5. 治安が良い・親日
    自分のためと、家族のため



  6. (大学に)日本人が多すぎない
    せっかく留学したのに、同じ故郷の人とばかりつるんでいた…なんて話ときどき聞くんですよね。私は英語が苦手で寂しがり屋なので、気を付けていても周りに同じ言葉を話す人たちがいたらそっちに寄っていってしまいそうなので。

    あとは、これも「なにしにいくの?」記事で書いた理由です。
    ”一度ホームシックになるくらい、遠いところでがんばる力をつけたい”
    ”「ずっと、少数派」になる経験をしておきたい”

    なにしにいくの?④(完結編) - さむがりがさむいところへ




  7. 授業でよく教育制度とか社会保障のこととか聞くから、実際見てみたい
    ほぼ3と同じです。
    いっぱい教科書や先生の話で出てくるもの、実際に見てきます。

 

 

 

思いつくままに箇条書きにしました。

 

ただ本音を言えば。
候補国を決めるときに、それぞれの提携大学をひととおり調べたんですよね。

 

そのときに、ウメオ大学のサイトで「この授業では、全員が3週間毎日、現地の学校で実習を行います」というのを見つけてしまいまして。

ハイ決まりー!という気持ちでした。オーストラリアの西シドニー大学と迷っていたのですが、こちらに一気に動きました。

 

 

さて、そうはいっても、完璧に理想どおりの行き先なんで、なかなかあるはずもなく。

選ぶ基準として、いくつか諦めたものがあります。

  • 日本との時差が少ない
  • 他民族国家
  • 日本から情報が集めやすい
    (これに関しては、諦めたというより見誤ったかんじです。私の仲良しの子が高校のときスウェーデンにいた子で、部活の先輩にも留学してた人がいたので、普通にメジャーな行き先だと思っていました。
    まさかこんなに調べても出てこないものだとは!)

 

 

 

よく聞かれることを、自分のために書く。よいです。

交換留学、今申し込もうか迷っている人へ(主に1年生)

2017年度派遣留学生の一般募集をしていた、去年の初夏。

私は「やっと学校も慣れてきたばっかりだし・・・まだ留学はいいや」となんとなーく流してしまっていました。

 

それが、秋ぐらいになって、「いや、留学するなら来年だ!」となりまして。(詳しいことは「なんで今?」の記事でまた書きます)

 

当然、一般募集は終わっているので追加募集に申し込みました。

 

追加募集では、一般募集で定員が満員にならなかった協定締結校がリストアップされており、その中から第一希望と第二希望を選ぶことになっています。

 

 

 

さて、「なにしにいくの?②」で記述したとおり、私は母語は英語ではないけれど、英語力もつけられる国に行きたいと思っていました。

 

その候補校を見て、ちょっとびっくりしました。

追加募集していた準英語圏の協定校は以下のとおり

 

 

 

このなかから、日々の生活では英語が通じないことが多いと言われている国を除くと、

 

 

 

ここまで減ります。
とってもとっても選択肢が少なかったわけです。

 

「フィリピンか…フィリピン英語って、独自すぎてネイティブには通じないって聞いたな…」
「中国…中国料理苦手…」
スウェーデン…寒いの嫌い…」
と私はがっくりしました。 

 

もともと、協定校への派遣生の枠は、たくさんあるわけではありません。
当然ですが、魅力のある協定校は追加募集まで残っていないことがほとんどです。

 

そんなわけで。
交換留学、いま、申し込もうか迷っている方。

当たり前のこと言いますけど、
豊富な選択肢から大学を選びたければ、追加募集まで待たない方がいいです。

 

 

 

ですが、追加募集で申し込んでよかったと思うのは、やはりそれまでに時間的余裕があったことです。

一般募集のときにはまとまっていなかった、なぜ留学に行きたいのか、何をしたいのかをじっくり考えることができました。

 

あと、英語圏・準英語圏なら語学力テストもあるので、それに対しても十分準備できます。とくに英語圏の場合、TOEFL iBTの点とかけっこう厳しいので。(ちなみに私は申し込んだ時点で単語しかやっておらず、テストまで2週間のところから付け焼き刃で挑んだ馬鹿です。やめた方がいいです)

 

 

 

 

・・・と、ここまで書くと、「じゃあ消去法でスウェーデン選んだのね…可哀そうに…」とお思いになることでしょうが、ちゃんと理由があって「よかった!スウェーデン残ってるじゃん!ラッキー!」で選びました。

 

それについてはまた次回
「なぜにスウェーデン?」で語ります。